片づけは「ときめく人生への扉」 10の大切なポイント

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今までに、片づけに関する本を何冊か読んできた。

風水に基づいた片づけ術の本、有名な「断捨離」、そして120万部以上の国民的ベストセラーとなった、近藤麻里恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」など。

思い出せるものの書評エントリーへのリンクを貼っておこう。

 

 

 

今回近藤麻里恵さんが続編を書いた。タイトルはそのまま、「人生がときめく片づけの魔法2」だ。

 

人生がときめく片づけの魔法2近藤麻理恵 サンマーク出版 2012-10-09
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あれだけの大ベストセラーに続編?と最初は戸惑ったのだが、読んでみたらこれが抜群に良い!

正直言って、前作では尖っていて失礼ながら「変人?」というイメージが強かった部分が、本作ではうまくこなれて深みが出て、とても円く仕上がっているのだ。

デビュー作が大ベストセラーになり、テレビに出たり生活も変わり、かなり苦労されたのではないかと思う。その苦労を克服した痕跡が、本書には至るところに見える。

 

 

おそらく近藤さん自身が、片づけの究極の目的として、心の中に強く抱きつつも前作では言葉になっていなかった部分が、この「人生がときめく片づけの魔法2」ではしっかり言葉として表されている。

僕は本書を読んで、改めてこの本のタイトルの素晴らしさについて考えた。

「片づけは、ときめく人生への扉なのだ」と。

 

 

この本の素晴らしさは読んでもらわないと十分には伝わらないのだが、僕なりに強調したいポイントを10リストアップしてみた。

ではさっそくいってみよう。

ちなみに、著者近藤さんは、「必ず前作を読んでから2を読んで欲しい」と書いている。僕もそう思う。前作で説明されている部分を重複して説明することをしていないので、一冊目から読まないと意味が分からない部分が多いだろう。

 

 

 

片づけは「ときめく人生への扉」 10の大切なポイント

1. 「片づけ」と「掃除」の違いを知る

「片づけ」と「掃除」という2つの言葉を混同していないだろうか。

「片づけ」とは、モノの定位置を決めて、その定位置にすべてのモノを収める行為をいう。

一方の「掃除」は、部屋に溜まった埃や汚れを落とし、清潔にすることを指す。

 

 

本棚から溢れてしまった本のうち、いらないモノを処分して、本棚に収まるようにするのが「片づけ」

本棚に溜まった埃をハタキで落とし、掃除機をかけ、その後で水拭きをする。これが「掃除」

 

 

自分の部屋にモノが増えたり定位置が決まっていないモノが散らかったりするのは、100%自分の責任だ。

だから、片づけは「自分と向き合う行為」なのだ。

一方、部屋にほこりがたまったり床が徐々に汚れるのは、自然の摂理がもたらすことだ。

つまり、掃除は「自然と向き合う行為」となる。

 

 

片づけをするには、どんな部屋にしたいか、何を残したいか、どんなモノに「ときめき」を感じるか、思考しなくてはならない。

一方掃除は手を動かせば、無心で進めることができる。

片づけは「心を整える行為」、そして掃除は「心を清める行為」なのだ。

2. 「ときめかないけど必要なもの」の本当の役割を考える

「ときめくモノ」とは何だろう。

著者近藤さんも、昔は「ワクワクドキドキするモノ」だけがときめくモノだと勘違いしていたという。

でも、今ではそうではないということが分かったそうだ。

 

 

機能が豊富で「便利」であるとか、素朴なデザインに「安心する」、生活していくうえで「役に立っている」という役割も、立派な「ときめき」なのだ。

ドライバーや掃除機を、「ワクワクしないから」という理由で実際に捨ててしまったという著者の行動力には脱帽するが、実際捨ててみて、ドライバーや掃除機の大切さが分かったという。

 

 

実務的に必要で、まったくときめかないけれども捨てられないモノというのがある。

だが、突き詰めて考えていくと、僕らの生活に本当に役立ってくれていて、不備・不満がないものには、僕らは必ずときめいているものだ。

逆に、まったくときめかないのに必要というモノがある場合には、その深層を探る必要があるかもしれない。

「仕事用のスーツにまったくときめかない」と言っていた人は、実は洋服が嫌いなのではなく、今の仕事が嫌いだったことに思い至る、というように。

 

 

 

3.  「散らかっている」と「リバウンド」は違う

ときめくモノだけを残し、すべて定位置に収める状態から、また部屋がぐちゃぐちゃになる。

これが「リバウンド」なのか、「散らかっているだけ」なのかを見極めよう。

 

 

仕事が忙しくて洗濯物が畳めていない。読みかけの本と雑誌がテーブルの上に散乱している。

良くある状態だが、これは決して「リバウンド」ではないので心配はいらない。ただ散らかっているだけだ。

 

 

その最大の違いは、散らかっているものを定位置に戻す時間さえあれば、元通りときめく空間に戻るかどうか。

新たに買ったモノが大量に溢れていて、定位置が決まっていなかったら要注意。これは「リバウンド」だ。

この違いを念頭に置けば、多少散らかった部屋でも、安心して生活することができる。

 

 

4. 理想の暮らしは一枚の写真からイメージする

最高にときめく空間を作るためには、「こんな家にしよう」というイメージが大切だ。

でも、なかなかイメージができない人も多い。特に今までモノが溢れた生活をしていた人は、なかなか自分がどんな部屋に住みたいのか想像できない。

そんな時は、理想の部屋の写真を持ち、「こんな部屋にしよう」と考えると有効だ。

壁も天井も真っ白な部屋、観葉植物をたっぷり配置した、森の中のような部屋」。

コツは、インテリア雑誌をたくさん並べて、その中から自分の理想に近い部屋の写真を見つけることだ。

写真という具体的なイメージがあると、片づけのビジョンがぐっと具体的になる。

 

 

5. 「ときめくけど役には立たないもモノ」のとっておきの活用法

すごく好きなんだけど、生活には役に立たないもの。誰でも持っているだろう。

著者近藤さんは、自信を持って「とっておきましょう」と言う。

そしてただとっておくだけではなく、自分だけのときめきスペースに、それら役に立たないものを活用しよう、と提言している。

 

 

壊れてしまった時計やもう使わない携帯ストラップ、デザインは気に入っているけど中途半端な端切れなど。

しまい込んでおいて、ときどき眺めるのも悪くないが、定位置を決めて「置く」「掛ける」「貼る」「包む」などの工夫をして、それらの自分グッズで「ときめく空間」を作ってしまおう。

 

 

飾り切れないポスターを収納家具の内側に貼ったり、携帯ストラップをハンガーの首の部分にかけるなど、「ときめく」モノが日常的に目に触れる機会を作ると、そこはあなただけの「楽園」になっていくだろう。

 

 

実用的に「役に立つモノ」だけがときめくモノではない。役目を終えてもあなたが「大切」だと思うものには、「飾り系」としての役目が残っている。

だからこそ、毎日目に触れられるようにしてあげることが、そのモノを一番活用し、しかも自分も嬉しい、最高の状態となるのだ。

 

 

 

 

6. 収納は「収納家具を減らす」を前提に考える

片づけに必要なステップは2つだけである。

「ときめくモノを選ぶ」ことと、「定位置を決めること」。

ときめくモノ選びが終わり、定位置にモノを収納していく際には、鉄則が2つある。

一つ目は「備えつけの収納から埋める」こと。

もう一つは「大きな小物から場所を確保する」こと。

 

 

ほとんどの人が、どんな部屋にしたいかと問われれば、「すっきり広々とした部屋」と答えるだろう。

そのために何をすればいいか。

答えは一つ。家具を減らすのだ。床の上に置かれている家具は極力なくし、備え付けの家具に極力収納を任せるようにする。

クローゼット、押し入れ、廊下のパントリー、玄関のショーズクロゼットや、ベッド下の引き出しやテレビ台として使っている棚などをフル活用しよう。

 

 

そして大きなモノから順に、備え付けの収納に定位置を決めていく。

それによってこまごまとしてモノの定位置が必然的に決まっていき、モノがすっきり収まるようになる。

「制限が多いほうが収納は作りやすい」と著者は自信を持って言っている。

試してみて欲しい。

 

 

7. 「キッチン道具がサッと取り出せる」を理想としてはいけない

本書では、洋服や靴、トイレなど、生活の場ごとに片づけのコツを詳細に説明してくれているが、その中から一つを紹介したい。

キッチンのことだ。

 

 

「ときめくキッチンとはどんなキッチンか?」と著者が質問すると、だいたいの人が「いつもピカピカ」「使いたいモノがサッと取り出せる」「ときめくエプロンをしてお気に入りのお鍋や調理器具を使って料理ができる」などを挙げるという。

 

 

ここで問題になるのが、「使いたいモノがサッと取り出せる」だ。

僕も料理が好きなので分かるのだが、これを理想としてキッチンをデザインすると、だいたい上手くいかない。

何故か。サッと取り出せるようにすると、ほとんどのモノの定位置が、収納庫の外ということになってしまうのだ。

 

 

調味料はレンジの後ろにラックを置いてそこに置く。レードルやトングはフックに掛ける、などなど。

それら収納庫の外に置かれたモノは、毎日の料理の油や水、煙などで汚れ、ベタベタ。キッチン全体が薄汚れてしまう。

 

 

キッチン収納の究極の形は、掃除がしやすいことだ。

レストランの現場を見てみると良く分かる。

その時に必要なモノ以外は全部収納庫の中にしまわれていて、一日の終わりには何も外には出ておらず、ざざっと掃除ができる。

水と油をその時その時に始末することができれば、キッチンはいつでもピカピカなのだ。

 

 

だから、キッチンは常に掃除がしやすいように、モノの定位置は出来る限り収納庫の中にして、外に置きっぱなしのモノを作らないのがコツだ。

その場でささっと拭き掃除するだけでいつもピカピカのキッチンに立つと、調味料などを都度出すことなど、まったくストレスと感じなくなるから不思議だ。

僕自身、キッチンにはほとんどモノを出していない。これはオススメ。

 

 

 

8. 片づけを終えた人に訪れる「ある変化」とは

近藤さんのアシスタントを担当している女性、マユミさんという方が例に出されている。

この方は最初は近藤さんのレッスンの受講生だった。

初めて会った日のマユミさんはおどおどして自分に自信がなく、語尾が消え入るような話し方をした。

それが、片づけを成功させたことで、見違えるように積極的になり、近藤さんに弟子入りを直訴したという。

 

 

家の中が自分の目指す形に整っている。好きなものだけに囲まれて生活している。

自分の力で自分の家を最高の空間にできた。自分はやり遂げる力がある。

 

 

「片づけは伝染する」。近藤さんはそう言い切っている。

素敵な部屋になったことを、誰かに伝えたくなる。そして他の人も素敵な部屋で暮らして欲しいと願うようになる。

そんな大きな力を、片づけは持つのだ。

 

 

 

9. 片づけたくない人に押し付けてはいけない

日本人には真面目な人が多く、とかく完璧主義になってしまうことが多い。

すると、一部が上手くいかないと、何もかもがイヤになり、せっかくうまくいっていた片づけ祭りを中断してしまったり、気分が落ち込んでしまったりする。

著者近藤さんは、そんな人たちにアドバイスしている。

「だいじょうぶ。片づけが失敗して家が爆発することはありません」

 

 

最初から完璧でなくてもいい。

片づけは自分のときめきを手に入れるための、楽しい作業のはず。

原則を守り、楽しんで進めればいい。

深刻に考えすぎないことも大切だ。

 

 

10. ときめくモノは大切な思い出を吸ってくれる

あるできごとをきっかけに、近藤さんは気づいたという。

「モノに思い出を染み込ませながら生きる。そんな生き方をしたいな」と。

 

 

もともとはただの「モノ」だったものが、大切な人や家族と共有する時間を過ごすことにより、何よりも大切でかけがえのない、ときめくモノへと変化するのだ、と。

ときめくモノを持ち、そのときめくモノたちに囲まれて生きる。そして人生の中で大切な人と一緒にそのときめくモノを使い、モノに思い出を染み込ませていく。

 

 

「モノは自分の分身です。でもモノがなくなっても、思い出や記憶は永遠に残るのです」近藤さんは言っている。

 

 

モノは使う人がいなければ、ただの物体でしかない。

でも、使う人がそのモノを大切に思い、ときめく人生を歩むからこそ、モノは輝き、そしてモノが使う人の人生をもときめかせていくのだ。

 

 

 

 

 

まとめ

近藤さんの語る言葉は力強い。

自分自身を「片づけのヘンタイ」と呼んでしまうほど、自分の片づけに対するこだわりが人並みはずれていることを理解しているし、その情熱の強さも凄い。

前作では、その情熱が空回りしている部分も見受けられたのだが、本作ではまさに円熟の世界をつくり出している。

僕自身、この本を読んで、自分の生活を「ときめくモノだけに囲まれるように変化させよう」と思い立った。

ときめくモノだけに囲まれるのは楽しい。生活空間に、「見たくないモノ」がない日々は美しいだろう。

僕も、片づけを通じてときめく人生を目指していこう。そう思った。

 

 

片づけは、「ときめく人生への扉」なのだ。

間違いない。僕も後に続こう。

とても力強い本です!オススメ!

 

 

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