あなたの温もり 思うこと  不明編



1997年12月7日(日)


Both YenS / Yen Chang


お久しぶりでございます。「思うこと」、立花でございます。

木曜日から秋田方面へ出張に行ってきました。火曜日に今年最初の大寒波がやってきて、道路が思い切り凍結しているとの事前情報を得ていて、かなり不安に思いながら出かけたのですが、幸い寒波の峠は越えており、道路に残った雪もアイスバーンにはなってなくて、何とか無事に帰ってきました。

いつも秋田方面へ出張する時には、僕は酒田という山形の一番北の街に泊るんだけど、今回はお客さんと飲むなんて話もあったので、酒田や客先の工場がある象潟を思い切りすっ飛ばして、羽後本荘という街に泊ってきました。ええ、羽後岩谷の隣の駅ですな、某塩倫。

羽後本荘と言う街は、城下町だったということもあってか、細い路地が入り組んでいて、なかなか僕は好きですね、あの町並み。いつも泊る酒田よりずっと温かみがあって、柔らかい感じのする街でした。

木曜日の夜はホテルでおとなしく過ごしまして、金曜日は朝一番から象潟で仕事です。まあ、仕事はいつも通りの打ち合わせなんで適当に済ませて、夕方からはお客さんと夜の街へレッツゴーです、ええ。

工場のある象潟から国道を北上し、仁賀保町のとある回転寿司へと向かいます。回転寿司と言ってバカにしてはいけません。仁賀保町の漁師さんから直に仕入れた超新鮮なネタが、日替わりでお薦めになっているのです。金曜日のお薦めはイクラとホタテとヤリイカ、牡丹エビ等。で、早速イクラを注文。これが、モウモウっっ!、うまい!、口の中でいくらがとろとろと溶けていくんですよ。うう、こんなの初めてです。生のイクラは漬け込んだイクラと違って皮が薄くて柔らかいので、プチプチと弾けるような感じではなく、とろっと溶けていくという感じ。塩気も生臭さもなくて、ほのかな甘味とコクが口の中にふんわりと広がるのです。ぎゃー、たまりません。

ホタテも牡丹エビも最高でした。どちらも信じられないぐらい柔らかくて、ふんわりと口の中に広がるのです。調子に乗ってバクバクと食べてしまったのに、会計は二人で4,000円也。これは安すぎ。もう東京の回転寿司には行けないかも、などと思いつつ店を後に。再度お客さんの車に乗り込み、本荘市内へと向かいます。



Shakti / Yen Chang


一旦僕のホテルに寄ってもらい、部屋に仕事道具を置いてきて、さあ飲むか、ということでお客さん推薦の店へ。

家庭料理屋と言う感じの外観及び内装なのですが、何故か置いてる酒は洋酒が多くて、BGMは60年代〜70年代のブリティッシュロックという不明な店です。座敷に案内されてまずはビールで乾杯。つまみは和洋折衷です。スナギモの竜田揚げ、ブロッコリーとカリフラワーのタマゴ和えサラダ、大根の煮物などを注文してから、さて何を飲むか、ということに。

せこせこ飲んでも仕方がないということで、 ジャックダニエルをボトルで一本入れてもらいました。5,500円ですから、安いですよね。お客さんと二人してロックにして、ずびずび開始でございます。

このお客さんは非常に仕事とプライベートをしっかり割り切ってくれている人で、しかも自らも今後長くサラリーマンをやる気がないということで、GGとも非常に気が合うのです。しかも酒が強い!。お互いの夢の話だの彼の奥さんや僕の彼女(ニナだ)の話だの、音楽の話や陶芸の話やなんやかんやでバカ笑いしたりしながらゴクゴクと飲んでいると、アッという間にボトルが一本空に。まだ二人とも全然イケるということで、もう一本追加です。

ストレスのない会話と、旅に出ているという解放感からか、いくら飲んでもまだまだ入るのです。結局二人でボトル1本半飲んで、11時半ごろに店を出ました。表に出ると冷たい雨が降ってます。彼は「今日は暖かいな〜」などと言ってましたが、僕は両手をポケットにつっこんでブルブルと震えながら歩きました。耳が冷たくて痛いほど寒かったです。

ホテルの前まで送ってもらって、お客さんと別れてエレベーターで自分の部屋へ。多少フラフラするものの、ちっとも泥酔という感じではなく、部屋につくときちんと洋服をハンガーに掛け、乾燥防止で部屋の隅っこに水を撒いて、ニナに電話などして。

ビジネスホテル恒例のエッチなビデオをつけてみたものの、あまりにもアホな作品だったので幻滅してすぐに消し、ベッドに潜り込んで文庫本を開くと、アッという間に眠ってしまったのでした。



Hey Lula / Yen Chang


土曜日。6時に目覚しの音で一発で目が覚め、体に酒が残っていないことを不思議に思いながらも爽やかな朝です。カーテンを開けると外は冷たい冬の雲に覆われていて、北国の冬が始まっているんだなと実感です。

フロントに電話を掛けて、秋田方面の汽車の時刻を確認。「9時1分です」との返事に驚く。部屋の時計は6時15分。いくら地方とはいえ、いくらなんでも羽越本線に朝の6時から9時まで一本も列車がないなんてはずはない。不審に思いながらも電話を切り、歯磨きしながら何の気なしにテレビをつけたら、テレビの時刻表示は8時30分。一瞬呆然としつつも、他のチャンネルに変えてみても、やっぱり時刻は8時30分。僕が眠っている間に目覚し時計の電池が切れかけて、すっかり遅れてしまったらしいのです。

予定よりも大幅に寝過ごしてしまったので、大急ぎで仕度をして、問題の目覚まし時計を握り締めて(田舎のホテルなので備え付けの時計ではなくて、市販の目覚ましが部屋に置いてある)フロントへ。一応クレームなどつけてみても、失われた時間を取り戻すことはできず、結局9時1分の大館行きの各駅に飛び乗りました。

秋田駅で「こまち」に乗り換え、盛岡経由で帰京です。がるさんや石井に会えなかったのが残念です。

東京駅でニナと待ち合わせしてそのまま西麻布の実家へ。必要書類をとりに行ったのに、ちゃっかりその書類を忘れて家を出てしまいました。無意味です。ええ。

六本木で食事をして、吉祥寺の外れのバーで飲んで帰ってきたら、さすがにクタクタに疲れました。おかげで今日も何だか疲れがとれずに、一日ダラダラと過ごしてしまい、あまり週末という気がしませんでした。

まあ、そんな感じで不在の期間を過ごしていた訳です。それにしても、二人でバーボン1本半というのは、ちょっと飲み過ぎだよなあ。どうして二日酔いにならなかったのかが未だに不思議。




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