異次元緩和の先にある とてつもない日本 by 上念司 — 偏向報道に惑わされずに日本の未来を読み取ろう!!

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僕は1969年生まれで、バブル絶頂の1989年には20歳だった。

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つまり、生まれてから22歳くらいまで、自分自身が成長期にある時期は日本もイケイケで、自分が成長期を終えるのに連動するようにバブルが崩壊して日本経済は奈落の底、という人生を歩んできた。

しかも僕が住んでいたのは港区西麻布だった。バブルの時にもっとも地価が上昇した地区の一つだ。

そして、バブル期に祖母が行った無理な改築が原因で多額の借金が出来、結果として西麻布の実家の土地と建物を売却、それでも多くの借金が残ることになった。

僕にとってバブルとは他人事ではない。僕の人生はバブルにもてあそばれたと言っても過言ではない。

 

 

そんな僕だからこそ、経済政策こそが、政治における最も重要な政策だと思っている。

もちろん外交やエネルギー、少子化、国防など、たくさんの問題も大切だ。疎かにして良いモノではない。

しかし、景気が悪ければブラック企業が暗躍し少子化は進み、企業が倒産して自殺者が増え、犯罪が増えて治安が悪くなる。良いことは一つもない。

 

 

少し前までは、景気というのは、お天気のように、大自然が決めるもののように思っていた。

しかし、ここ数年さまざまな勉強を通じて、景気というのは国の強い意志があれば、つまり断固たる意志を持ったリーダーが正しい方向に導くことで、改善できるのだと知った。

そして、昨年誕生した第二次安倍政権による「アベノミクス」政策により、日本は大きな転換点を迎えることになった。

新聞やテレビは現在の経済・金融政策に対して、さまざまな批判的な報道を繰り返している。

だが、それらの偏向報道に惑わされてはいけないのだ。

さざ波のような細かい事象をあげつらって騒ぎ立てる報道には耳を貸さず、原理原則をきちんと理解しておく必要がある。

そして今日本で起こっている変化について、僕は上念司さんの「異次元緩和の先にある とてつもない日本」を読み、多くの部分で納得したし、理解もしたし、そしてとても勉強になった。

 

異次元緩和の先にあるとてつもない日本上念司 徳間書店 2013-06-21

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かなりアグレッシブな本だが、不思議な爽快感もある。早速紹介しよう。

 

 

 

デフレは日銀政策で脱却できる

日本経済はバブルが本格的に崩壊した1992年以降、継続的にデフレ状態にある。

そもそもデフレとは何か。上念さんは経済のプロとして、明快に定義している。本書から引用しよう。

 

デフレとは、モノとお金のバランスが、お金の不足によって崩れることです。つまり、何らかの理由によって貨幣供給が不足することです。モノとお金はつねにバランスしており、モノの量がお金より多ければモノの価値が下がり、お金の量がモノより多ければお金の価値が下がる、ということになります。

「数が少ないものは価値が上がる」という、ごく一般的な感覚で考えればいいでしょう。デフレとは、お金の量が不足することによって発生する貨幣現象と考えてください。

 

本書で上念さんは、繰り返し「デフレは貨幣現象」と強調している。

貨幣現象ということは、つまり、供給が足りていないお金を市場に大量に供給して十分行き渡らせれば、相対的にお金の価値が下がり、モノの価値が上がる、つまりデフレを脱却してインフレになる、ということを意味する。

でも、僕ら一般人の感覚では、デフレはそんな単純なこととは受け止められていないのではないだろうか?少なくとも安倍政権誕生前までの日本人は、そんな単純な図式では受け止めていなかった人が多かっただろう。

「少子高齢化のせいでデフレが」「外国人労働者のせいでデフレが」「グローバル化のせいでデフレが」などと、色々な理由をマスコミ経由で聞かされ、「デフレは致し方がないモノだ」と納得させられてきたのではないだろうか。

実際20年もの間、デフレで経済が停滞し、自殺者も多く、ブラック企業が暗躍し、生涯年収は下がり続けるような状態が続けば、「デフレで当然」と国民の多くが思っても仕方がない状態だったと言えるだろう。

 

 

だが、この20年間のデフレの原因は、「日銀の徹底的に間違った政策のため、人為的に引き起こされたものだった」と上念さんは説明している。

貨幣現象であるデフレを退治するには、貨幣を市場に大量供給するしかないのに、日銀は意図的にかつ徹底的に貨幣の供給量を減らし続けた。

その結果円は対ドル、対ユーロなどに較べ希少性を持ち円高が進み、日本経済はますます疲弊することになり、デフレは延々と放置され続けた。

 

 

だが、ついに時代の大きな転換点がやってきた。

昨年の総選挙で自民党が圧勝し、第二次安倍政権が成立、そして日銀総裁が白川氏から黒田氏に交代したことで、政府と日銀の経済政策は180度転換した。

「黒田バズーカ」と呼ばれる日銀の政策により、大量の円が日本市場に供給され始めた。

それに呼応するように株式市場も外為市場も大きく転換。民主党政権時には8,000円台だった日経平均株価は、15,000円近くまで上げ、ドル円レートも100円前後と大幅な円安・ドル高が進んできた。

株高と円安により企業の業績も次々と好転し、大企業の一時金満額支給やボーナスの大幅増額など、僕ら一般の人間にも恩恵が出始めてきた。

 

 

なぜ日銀が20年間もデフレとそれに伴う不景気を放置してきたのか。

その詳細は本書をお読みいただきたいのだが、一言でいえば、「セクショナリズムとプライドと責任逃れ」の結果ということになるだろう。

「金融政策ではデフレは脱却できない」という日銀幹部の言葉は、延々と続くデフレ状況下では「そうなのかもしれない」という説得力を持った。

しかし、アベノミクスにより景気が大きく回復基調に乗ったことで、それら日銀幹部の言葉は、単なる言い逃れに過ぎなかったことが証明されたのだ。

 

 

 

バブルと「好景気」はまったくの別物だ

マスコミ報道を見ると、あちこちで「バブル」という言葉が使われている。

アベノミクスによる景気回復を、1980年代末の「バブル景気」となぞって、「バブル再来」と煽っているのだ。

しかし、景気は回復しつつはあるものの、未だデフレ脱却宣言は出されていない。

大都市圏などでは地価や物価に下げ止まりの傾向が強く見られるようになってきているが、地方ではまだまだ、という状況だ。

株や国債、それに外為市場などの「資産市場」が回復しても、それが実体経済に反映されるのには数年かかると言われている。

バブル崩壊の時も、株価は1989年末に最高値を付け、90年からは暴落し始めていたが、土地や物価は92年頃まで上昇し続けていた。

日本はまだまだ「病み上がり」の弱々しい状態なのだ。

それをちょっと株が上がったから「バブル」と騒ぐのは、あまりにも的外れだ。

また、「アベノミクスのせいで経済がハイパーインフレになり、日本経済が崩壊する」、というトンデモ報道もある。

しかし、安倍政権と黒田日銀は、「インフレターゲットを2%」に設定している。

当然のことながら、インフレ率がターゲットを大きく上回れば、緩やかな引き締めを行い、ターゲットに収まるように誘導するのが「政策」だろう。

そもそも、先日発表された指標でも、まだ日本はターゲットの2%のインフレ率にはほど遠い状態なのだ。

この状態でハイパーインフレと騒ぐより、まずは堅実で持続的な好景気が来るように、今の政策の後押しをした方が良いのではないだろうか。

20年間ずっと不景気だったので、騒ぎたい気持ちは分からないでもないが、細かい株価や為替の上下に空騒ぎするよりも、マクロの変化を追った方が効果的だし、精神衛生上も良いと思われる。

 

 

 

日本が好景気で困る人はダレだ?

株価が上がり企業の業績が上向き日本経済が復活する。

それは良いことではないのか?

だが、大手マスコミを中心に、アベノミクスを無闇に批判している人たちがいる。

日本は不景気のままでいて欲しい。日本が復活されては困る。

そういう立場の人たちが世の中には存在することを忘れてはいけない。

日本の景気が良くなると困る人たちの一つが、ブラック企業の経営陣だ。

ブラック企業は、劣悪な条件で従業員を強制的に働かせる。そのようなことが可能なのは、不景気で仕事がなく、従業員に他に勤める先が見つからないからだ。

しかし、景気が良くなると日本全体で人出が足りなくなり、労働市場が買い手市場になってくる。

すると、より良い人材を求めて、企業は好条件で人材を採用しようとする。

そうなると、ブラック企業で強制的に働かされてきた人たちは、我先に逃げ出すことができるようになる。

ブラック企業は低人件費を武器に、「安い」ことをウリにして製品やサービスを販売している会社だ。

景気が悪い時には消費者も安いことに価値を置くので、ブラック企業の商品に人気が集まる。

ところが、景気が回復すると消費者は懐に余裕が生まれるので、安いことよりも品質が良いこと、付加価値があることを重視するようになる。

ブラック企業はもともと品質は重視しておらず、価格で勝負する体質なので、他社との品質勝負にはついていけなくなるだろう。

 

 

また、一部政治家は、中国共産党政権と深く結びついており、日本の景気回復を良く思わない人たちが、マスコミを通じて景気回復を阻止しようとする動きもあるようだ。

その辺りの動きについては本書を是非ご覧いただきたい。

 

 

 

力強い日本を取り戻そう!

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多くの国民が景気回復を歓迎していることは明らかだ。

僕はいま44歳でバブル経済がどんな雰囲気だったかを知っているが(当時は学生だったのでバブルの恩恵は受けていない)、いま25歳や30歳の人は、「生まれてからずっと不景気」という人も多い。

力強い日本を取り戻す。それは、つい去年までは、二度と出来ない夢物語なのかと思われていた。

だが、大きな政策の枠組み変更により、「夢」は現実に近づきつつある。

土地を転売して濡れ手に粟で大儲けをしようという「バブル」再来を求めるのではなく、着実な経済成長により、豊かな生活と、幸せな日々を取り戻したい。そう願う人も多いだろう。

今起こっていることを正しく理解することで、おかしな不安に惑わされることもなくなるだろう。

 

 

僕は経済の専門家ではないので、この記事が気になった方は、是非本書をお読みいただき、アベノミクスで今日本がどんな変化を遂げつつあるのか、そしてこれから日本はどのように復活していくのかを、体感していただきたい。

政治家の悪口を言って憂さ晴らしをしていればいい、という時代はもう終わった。

偏向報道やバッシングに惑わされることなく、正しいことは正しいと、胸を張って言おう。

力強い日本を、とてつもない日本を、是非取り戻したいと願う。

オススメの一冊です!

 

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