健康・アンチエイジング書評

デブでした。by パパイヤ鈴木 〜 ダイエットにゴールなどない! 大人の健康獲得術 [書評]

健康・アンチエイジング書評
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ブックレビュー2010年の31冊目はパパイヤ鈴木著、「デブでした。」を読了。

良い。かなり良い。

もともとはあまり期待していなかった。たかが芸能人のぺらぺら本かも、と。

だが、中身はダイエット本というよりは目標設定術や自己肯定法、それに成功法などの自己啓発系のノウハウがたくさん詰まった良書であった。

「元祖!でぶや」でもお馴染みのダンサー& 振付師 & タレントの著者が記したダイエット成功記。

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デブでした。by パパイヤ鈴木 〜 ダイエットにゴールなどない! 大人の健康獲得術 [書評]

174cmという身長に対して110kgという体重だったという著者。

確かに太ってはいるのだが、テレビにはもっと激しく太ったタレント、いわゆるデブタレが沢山いるため、パパイヤ氏は決してすごくデブという印象はなかった。

だがこの数字を聞けば、やっぱり相当太っていたと言わざるを得ない。

そんな彼が大河ドラマ出演をきっかけに体重を減らすことを決意した。

ダイエットではなく「健康改善プロジェクト」と名付けているとおり、ただ体重を減らすのではなく、体重が減った結果健康になり、健康であり続けることを最大の目的としているところが本書の特徴であり、僕が好感を持った最大のポイントである。

目標体重を決めない、期限も決めないという点も好感を持った。

その理由が良いのだ。目標体重というゴールを決めてしまうと、到達した時点で目標が失われ、結果としてその体重を維持し続けることが難しくなる。

著者は過去に何度も急激なダイエットを行い、一時的には痩せたものの、毎回リバウンドしてしまっていた。

僕もリバウンドは経験があるのでこの辺りの説明はとても良く分かる。

目標は体重を30キロ減らすことではなく、健康であり続け、肉体的にも精神的にも自分が目指す姿であり続けることなのだ。つまり終わりなどないのだ。

太っているときは、とにかく体重が落ちればそれだけで嬉しいと思うだろう。

だが、実際体重が落ちてくれば、今度は「腹筋を割ってみたい」とか「もうちょっと腕にも筋肉を」など、興味の対象も移ってしかるべきなのだ。

体重が落ちることだけを目指すと、次のステップへの目標の移行がスムーズにいかないのだ。

パパイヤ氏の食生活についての解説には、ちょっと極端なところもあり、そこまでやるとどうだろうと思う部分もある。

しかし、30代以降の男性が目指すべき体重管理の一つの理想の姿がきっちり描かれていてとても好感がもてる。

やせることが目的ではないのだ。やせることによって自分がどう変わるか。自分の人生をどう変えるか。それが一番大事なのだ。

パパイヤさん、お互い頑張ろう!

デブでした。のチェックはこちらから!

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