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忙しい時もこつこつルーチンを途絶えさせない技術

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先週水曜日から昨日まで5日連続のセミナー受講、しかもほとんどが8時間以上の長時間に渡るセミナーだった。

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セミナーが正味8時間あるということは、往復に1時間、昼休みに1時間が加算され10時間となる。

さらに宿題があったり懇親会があったりで、一日のほとんどがセミナーのための時間となる。

 

 

僕は日々「毎日これをやる」と自分で決めているルーチンがあるが、今回このセミナー期間中も、「一番忙しい時も最低限これだけはやろう」と決めているタスクをすべて実行することができた。

そのタスクとは以下の5つ。

 

  • 最低1kmのランニング
  • 前日の振り返り「日次レビュー」
  • ブログ記事最低1本の更新
  • 1日1万歩歩くこと(Fitbit Oneで計測)
  • 最低20分の読書

 

ほかにも時間があればやるべきことは、筋トレやら瞑想やらもっとたくさんの本を読むとか色々あるのだが、ここに書いた4つは、どんなに忙しくても死守したい5項目なのだ。

日次レビューは、その日だけのことを考えれば、それほど優先順位が高い作業ではない。

しかし、日次レビューを3日も4日も溜めてしまうとどうなるか。

財布の中にはレシートが溢れ、総資産の管理も億劫になり、EvernoteのInboxはデータでごちゃごちゃになり、Togglのログも放置され、Flickrへの写真のアップも滞るだろう。

要は、僕を支えるライフログ管理が根底から崩れてしまうことになる。

過去に「日次」をなめて「旅行の間はやらなくていいよね」みたいにした結果、大変なことになった経験がある。

なので、今回は日次レビューはどんなに忙しくても死守すると決めたのだ。

あと、本当はここに「(書籍の)原稿執筆」も加えたかったのだが、ブログと書籍両方は、忙しい日には無理だった(笑)。

高望みし過ぎて共倒れになるより、できることを確実にこなした方がいい。

というわけで、水曜日から昨日までの多忙期間も何とか全部こなすことができた。

人はそれぞれ性格が異なるが、僕の場合、自分で決めた目標をしっかり自分でクリアーすると、すごくセルフイメージが上がる。

要は「僕は自分で決めた約束を守れる実行力のある人」という誇りが、自分の自己肯定感を上げてくれるのだ。

 

 

このことをFacebookにちらっと書いたら、「どうやって丸一日セミナーに缶詰めになっていて1万歩歩いたのですか?」という質問をいただいた。

そこで、ここで多忙な時もルーチンを途絶えさせないコツについて、簡単に書いてみよう。

 

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忙しい時もこつこつルーチンを途絶えさせない技術

 

1. 睡眠時間を削る(笑)

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のっけから全然ライフハックじゃなくて申し訳ない(笑)。

しかし、睡眠を削ることは、やはり避けて通れない。

一番多忙だった木曜日は、朝9時から20時までがセミナーで、20時から22時30分までがセミナーの懇親会だった。

しかも、前日宿題が出ていて、この日の朝までに終わらせなければならなかった。

そしてこの日も翌朝までの宿題が出ていた。

こうなると、もう「寝ている場合じゃない」と開き直るしかない。

寝不足がひどくなってセミナーの講義に集中できなくなると本末転倒なので、ギリギリのラインを狙い、4時間睡眠ぐらいで突破した。

 

 

 

2. 早朝に出来る限りのことを詰め込む

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夜は予定が不安定だ。

セミナーの終了時間が延びるかもしれないし、誘われて食事に行くかもしれない。

食事に行けばアルコールが入り、気が緩み、帰宅したら眠くて布団にダイブしてしまうかもしれない。

だから、やるとしたら朝だ。

セミナー期間中は目覚ましを5時にセットして、とにかく朝にできる限りのことをこなしてしまうようにした。

できる限りのことをしておけば、あとは安心してセミナーに集中できる。

ブログは5日間とも、朝出かける前に書き終えていた。

これは結構大きかった。

 

 

 

3. 隙間時間をなめない

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1日1万歩歩くことに関しては、「朝に集中してやってしまう」ことはできない。

ランニングも時間が取れないので、最低限の1kmしか走れない。

僕の歩幅の場合、ランニング1kmだと、1,000歩くらいにしかならない。

残りの9,000歩を、セミナールームに缶詰めになりつつ、いかに稼ぐか。

それには、とにかく隙間時間を活用するしかなかった。

 

 

セミナーでは2時間に一度くらいの頻度で、20分くらいの休憩がある。

休憩のたびにエレベーターで建物の外に出て、15分くらいのウォーキングをしていた。

あと、昼休みが1時間あるので、食事を終えたあと、時間ギリギリまで外を歩いていた。

それでも足りない時は、夜に自宅の最寄り駅から家まで遠回りして歩数を稼いだ。

 

 

必死の努力みたいに思われるだろうが、この隙間ウォーキングは意外な効果もあって、すごく良かった。

セミナーは長時間じっと座っているので、身体が凝り固まってしまう。

そして慣れない環境でたくさんの人といるせいか、緊張もあって便秘気味になる。

でも、休憩時間にウォーキングを繰り返していると、肩や背中、腰の凝りは取れるし、便通も良くなった。

実はとても理にかなった行動だったようだ。

 

 

本を読む時間も隙間時間にしか取れなかった。

大別すると、行き帰りの電車の中と、お風呂の中だ。

電車の中は、奥さんや受講生仲間と一緒の時は本を読めないので、ある程度時間が限られる。

なので、お風呂の湯船に浸かっている時間がメインの読書タイムだった。

これも意外な効用があった。

終日セミナーで鬱血して凝っていた脚や腰が、普段より長めの入浴で温められて、すごく楽になったのだ。

これも一石二鳥となって、結果オーライだった。

というわけで、隙間時間で1万歩と読書をクリアできた。

 

 

 

4. 寝る前に翌日の行動を決めておく

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ただでさえ忙しく、しかも寝不足が予想される夜。

朝寝坊してしまっては台無しだし、限られた時間を有効に使いたい。

そのために、僕は夜寝る前に、翌朝起きてからセミナーに行くまでの時間に何をどの順番で実行するかを、明確にイメージし、タスク管理ツールOmniFocusに入力してから眠るようにしていた。

起きたらすぐに日次レビューをやり、着替えてランニングをこなし、戻ってきたらブログを書き、それからセミナーの宿題をやって朝食、というように、実行するタスクとその順番を決めてしまっておくのだ。

 

 

タスクを実行するのにかかる時間も事前にだいたい分かっているので、早朝からセミナー会場に着くまでのタイムスケジュールが組める。

スケジュールが分かっていると、緊迫感が出るので朝寝坊もしなくなるし、順番が決まっているので「次はなにをやろうか」と迷う恐れもなく、無駄な時間も発生しなかった。

「えーと、次はなにをしようか」と考える時間ほどもったいないものはない。

多忙なときこそ事前にスケジュールを組むことが大切だ。

 

 

 

5. セミナー中は一切他のことは考えない

休憩時間や昼休みは別として、セミナーに参加している間は、完全にセミナーに集中する。

その間にじたばたと他のタスクをやろうと試みない。

試みたところで出来ないし、やったところでどっちも中途半端になり、あとには何も残らないことになる。

高いお金を払ってセミナーに参加したのだから、セミナーからすべてを吸収することが最優先だ。

ここの大原則だけは、絶対に守ろうと思っていた。

だからこそ、メリハリが生きるのだ。

 

 

 

6. やらないことを決める

最後に、一番大切なのがこれだと思う。やらないことを決める。

極端に自分の時間が制限されるときに、「あれもやりたい」「これもやりたい」と考えても、注意力が散漫になり、共倒れになってしまう。

僕は今回は最初に書いた5つのことだけに集中して、それ以外は目もくれなかった。

「あと5分あるから筋トレもやるか」とは考えなかった。その5分はちょっとだけでもリラックスして、セミナーに備えるために使った。

懇親会を不参加にすれば時間は数時間単位で確保できただろうが、それでは「同じ目標を持つ仲間と絆を深める」というセミナーの意義の一つを失うことになるので、それも考えなかった。

やらないことを決めることで、やることだけに集中できるのだ。

 

 

 

まとめ

5日間に2つのセミナーを受講した。

どちらも僕の人生が大きく変わるような、素晴らしい内容と参加者の方々で、本当に参加して良かったと心から思った。

しかし、この5日間に、僕か積み上げてきたこつこつルーチンが途切れることは、セルフイメージを高いまま維持するために、是非とも避けたかった。

そこで僕がとった方法が、このエントリーに書いたことだ。

これだけはやりたい、と決めて、やりたいことを実行する時間を確保する。

確保できないなら、最後の手段で睡眠を削る。

 

 

忙しかったし眠かったけれど、5日ともブログを書けたしランニングもできた。

読書もしたし1万歩も歩けた。そして日次レビューも途切れることなく、家計簿も1円単位でしっかり管理できた。

今までは、大きなイベントがあるときには、ランニング以外のルーチンは途切れても仕方がないと諦めていた。

でも今回は想うところがあり、ルーチンを途切れさせないことに情熱を注いでみた。

結果、見事大成功。

 

 

「そこまでしてタスクこなしたくないねー」と思う人も多いだろう。

それは正解。僕みたいにやる必要はない。

でも、僕はこうしてこつこつルーチンを積み重ねることで、5年を掛けて人生を劇的に変えてきたという自負がある。

「変えるべきは意識ではなく行動」。

これが真理だと思っている。

だから、さらなるブレイクスルーを求める僕は、前回までと行動を変えたのだ。

今週と来週末には、終日を使うワークショップが2週連続で2日間開催される。

でも、今回得た手応えをもとに、今週末と来週末も、ルーチンを途切れさせることなく、うまく乗り切りたい。

習慣力のすごさを、最近またいろいろ感じている。

続けていこう。

 

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