体・心

女性の「PMS」について男性が理解すればパートナーとの愛が深まる

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生理は女性だけのもの。多くの男性はそう思っているのではないだろうか?

でもそれは多分間違いである。少なくとも「恋人」や「夫婦」という関係で女性と関わるなら、男性にも生理は多いに関係してくる。

お友達が書いたこちらの記事に触発された。

もちろん男性には生理はないわけだが、その上で男性として僕がかかわってきたPMSとの付き合い方と考え方について書いてみたい。

 

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PMSとは何か?

上述のエントリーからのコピペだが、そもそもPMSとは何か。

PMSとは 

月経前症候群(げっけいぜんしょうこうぐん、英: PMS; Premenstrual Syndrome)
または月経前緊張症(げっけいぜんきんちょうしょう)とは、月経の2週間ないし1週間位前からおこり、月経開始とともに消失する、周期性のある一連の身体的、および精神的症状を示す症候群(いろいろな症状の集まり)である。

– ウィキペディアさん –

 簡単に言うと。

月経の1週間〜2週間前ぐらいから月経が始まるまで、精神的にも身体的にも調子悪くなるよってことです。

生理周期が約4週なので、2週間前と言ったら月の半分はPMSです。

さて、僕のお話。

以前iPhoneに入れているアプリ紹介の記事を書いた。

僕のiPhoneホーム画面を紹介しよう! ちょっとマニアックでいかした3面! [iPhone]
iPhoneホーム画面大公開企画。いよいよ最終日。 まずはバックナンバーから。 1面はこちら。 僕のiPhoneホーム画面を紹介しよう! その1 これが不動のスタメン1軍アプリ達だ! 2面はこちら。 僕のiPhoneホーム画面を紹介しよう!...

当時ホーム画面3面の一番上に、アプリ「生理カレンダ」を入れていたので、僕としてはごく自然に紹介したつもりだった。

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ところが、その後Twitterなどで、特に男性陣から「スケベ」という冷やかしや、「なぜ?」という質問がたくさんやってきて、逆に僕がビックリすることになった。

「え?世の中の男性陣は女性の生理周期を知らずに生きてるの?」という驚きだった。

そもそもの話しからスタートしよう。

僕と「生理」の出会い

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大学1年生の時に最初に付き合った彼女の部屋に転がり込んで半分同棲みたいな状態になっていた。

女性と深い関係になったのも初めてだし、ちょくちょくセックスをするというのもそれまでない経験だった。

それまでは女性の生理についてなんか、何も知らなかった僕。「血が出るらしい」くらいと、「失敗すると妊娠するらしい」くらい。

その彼女の生理がとても重かった。

特に最初の二日はぐったりして動けないくらい。腹痛もひどくて、夜中にのたうち回ることもあった。

「救急車呼ぼうか?」本気でそう言ったことが何度もあった。

男は何もできない。

そう自覚した。

ほぼ一緒に暮らしているので、彼女が周期的に具合が悪くなるというのは僕にとっても重大事だった。

月に1日か2日は食事も作れなくなるし仕事も休まなければならない。

すると当然僕がしなければいけないことも変わってくる。他人事ではなかった。

それともちろん、避妊という観点でも生理周期を知っておくことは大切だった。

彼女がカレンダーに周期をメモっていたので、僕もそれを一緒に見るようになった。これが最初。ごく自然だったので、それが当たり前になった。

「PMS」の存在を知る

それから何年も経って、もう一つ象徴的なことがあった。

20代半ばくらいの時に付き合っていた彼女とうまくいかなかった。

具体的に言うと、しょっちゅうケンカになってしまうのだ。

イライラした彼女に八つ当たりされていると感じる僕は言い返し、そしてケンカがエスカレートする。

お互い腹を立てたままその日は別れるのだが、数日経つとどちらからともなく仲直りする。

その繰り返し。

普段はニコニコしている彼女が突然ケンカ腰になる理由が分からなかったし、自分は悪くないという想いがあったので、頑なになってしまっていた。

その彼女がある日ごく自然に「生理前はイライラしてダメなのよね」と言った。前後の文脈は覚えていない。

「え?そういうものなの?」僕はすごくビックリして返事をした。

当時はまだPMSという言葉は一般的ではなかったと思う。

でも彼女はごく自然に自分の気持ちが生理前の排卵期から生理開始前までの期間、とても不安定になることを理解していた。

僕はビックリしたが、すごく納得した。

彼女とケンカになるのは周期的、月に1回くらいなのだ。そしてその前後もしばらく彼女はひどく不機嫌でケンカ腰なのだ。

なるほど、と思い、そのことについて彼女と色々話をするようになった。

すると不思議なもので、彼女がイライラしたり急に落ち込んで泣いたりしても、こちらが振り回されなくなったのだ。

一言で言うと、優しくなれたのだ。

男性としてできる大切なこと

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男性は精神レベルの基準値が大きく変動することが少ない。

それに対して女性は周期的に自分のベースとなる精神状態がアップダウンするものなのだ。

機嫌も悪いし集中力も上がらない時もある。そういうコンディションになってしまう構造なのだ。

カップルで男性が女性の生理周期、特にPMSの時期を理解していると、無駄なケンカや諍いは大幅に減ると僕は思っている。

iPhoneアプリが登場して自動で計算してくれるようになる前も、僕はパートナーの生理周期はなるべく把握するようにしてきた。

なぜならその方が二人の関係がうまく行くからだ。女性に優しくなれるし、女性の立場を理解しやすくなるからだ。

たとえばデートの予定を組むとしても、アッパー系でイケイケの予定にするのか、まったり系にするのか。

女性の体調の変化を理解していれば、男性側はエスコートしやすくなる。

一緒に暮らしている夫婦やパートナーの場合も、家事の負担を軽くしてあげたり、子供の面倒を交代してあげるなど、先回りで思いやりのある対応ができる。

周期的なアップダウンが少ない男性の側が、イヤでもアップダウンさせられてしまう女性に合わせないと、二人は「合う」ことができない。

女性は好き好んでアップダウンしているのではない。子孫を残す役割を担っているために、カラダの作りで強制的にアップダウンさせられているのだ。

そう理解すれば、パートナーの不機嫌や不安定さも愛しく感じられるでしょ?

それがとても大切なこと。

もちろん避妊したいとか、逆に子供が欲しいカップルにとって、セックスの責任は発射する男性の側にあるのだから、危険日(ターゲット日)の把握も大事。

まとめ

というわけで、男性もしっかり女性のPMSを理解すべきだし、彼女の周期を一緒に把握するのにアプリやカレンダーを使うのは、全然アリだと思っている。

男性の意識が高まってくれたら嬉しいね。

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変更履歴

2012年5月3日 オリジナルコンテンツを公開しました。

2020年4月21日 記事内容を最新にアップデートしました。

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