自己実現・自己啓発書評

ラクをしないと成果は出ない by 日垣隆 〜 正当派自己啓発書!! [書評]

自己実現・自己啓発書評
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ブックレビュー2010年の36冊目の読了は日垣隆氏著、「ラクをしないと成果は出ない」。

タイトルが本書の内容を良く表している。刺激的で扇情的なタイトルをつけて読者の購買意欲を高めようという意図が見え隠れする本が多い中、本書はタイトルからして質実剛健で飾らない。

内容もタイトルそのままオーセンティックで、現代に生きる我々がどのようにして最短の時間と最小の労力で成果を上げていくかについての100の鉄則が、各項目見開き2ページで淡々と述べられている。

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ラクをしないと成果は出ない by 日垣隆 〜 正当派自己啓発書!! [書評]

この手の自己啓発書は、誰のどの本が優れていて、誰のが劣っているということは実はあまりなく、その人が誰の本を最初に読んだか、が実は重要なポイントである。

このブログの読者の方はご存知の通り、僕はこの手の自己啓発本をかなりの数読んできている。

なので、相当の知識やノウハウが既に頭の中にあるが、今まで自己啓発書を読んだことがない人が読めば、全てが新鮮に感じられるものであろう。

では、既に相当の数の自己啓発書を読んだ人間が本書のように正当派なものを読んだ場合に何が起こるかというと、「当たり前のことしか書いていない」とか「新鮮さがない」という感想が出てしまう。

僕自身も読み始めはそう感じてしまった。

だが、せっかく自己啓発書を読んでいるのだから、そのような感想で終わらせてしまってはもったいないのだ。

10冊の本を読んで10冊の本が全て書いていることというのは、それだけ大切な大原則ということで、あえてそれを再読して認識を新たにできたことを感謝すれば良い。

ただ、本書は見開き2ページで1話完結するスタイルのため、各項目に深みというか奥行きがなく感じられることも事実で、その点は残念だ。

だが、こういう形で完結できるスタイルということは、初心者にうってつけということだろう。

なので、自己啓発書に今まで手が出ていない若い人達は入門書として読むと楽しく勉強できるのではないだろうか。

僕は「子供部屋より親の書斎を優先することが子供のためになる」という項、「正義の見方よりリアリストであれ」という箇所などに、かなりの「なるほど!」を得るところがあった。

「自分を変えたい」、「このままではまずいのでは」と漠然と感じているあなた。

まずは本書を手に取ってみてはどうだろうか。

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