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ブログの歴史をひも解こう 書評「ブログ誕生」 by スコット・ローゼンバーグ

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今我々の生活になくてはならなくて、20年前にはなかったメディアを一つ挙げるとすれば、「ブログ」になるだろう。

テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、書籍などのメディアと並び、今や一大メディアとなった「ブログ」。

多くの人々が日々ブログを通じて情報発信をし、また日々ブログから情報を得ている。

この本「ブログ誕生」は、個人メディアとしてのブログがどのように生れ拡大し、ビジネス化していったかを追ったルポである。

 

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どの世の中にも変わったことを思い付き実行する人というのがいるものだ。

インターネットに日々の自分の生活や思考の断片を書いて他人に公開してしまおうと最初に思い付いた人がいた。ジャスティン・ホールという変人だ。

この男はありとあらゆるものをWebにアップし続けた。卑猥な画像だろうとドラッグに関する情報だろうと自分の交友関係だろうと、とにかく何もかもだ。

生れたばかりのインターネットにアクセスした人々は、口コミで次々とジャスティンのサイトを訪れ、その奇妙な彼の日々に魅了されることになった。

 

 

そして自らの生活を全世界に露出する「インターネット日記」は、やがて「ウェブログ」(Web Log)と命名され、それがさらに「ブログ」へと変化する。命名したのはエヴァン・ウィリアムズ、今はGoogleのサービスの一つとなっているブログサービス、”Blogger”の創業者だ。

ブログはそれまで時系列に並ぶしかなかったインターネット上の個人メディア情報を、カテゴリー分けしたり検索したりできるようにし、再活用が可能となった。

そして当初は風変わりな人たちの遊びの場だったブログは、2001年9月11日のテロの発生という悲しいきっかけにより、「個人メディア」という公的色彩を帯びることになる。

 

 

そして2000年代後半になり、ブログはTwitterやFacebookなどのSNSとの組み合わせにより伝播力を加速させることになる。

今もこれからも、個人メディアの中核としてのブログの役割はさらに強まるばかりだろう。

そんな時代だからこそ、秋の夜長にブログの夜明けをひも解き歴史を遡るというのも、オツなものではないだろうか。

 

 

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