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高知市 酒亭 どんこ — ワイルドすぎる古民家の土佐料理屋さん ちょっとビビったが何を食べても美味かった!! [2014福岡・高知旅行記 その19]

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高知市内の「酒亭 どんこ」という、なかなかワイルドなお店に行ってきたのでご紹介。

2014年7月の福岡、高知への旅、高知編。

旅の一つ前の記事はこちら!

2014年夏 福岡 高知旅行記 目次

高知市内で過ごす最初の夜。食事はどうしようかと結構悩む。

海鮮を食べたいのは当然なのだが、問題はお寿司にするか、土佐料理にするか。

福岡でかなり満足度の高いお寿司を食べていたこともあって、お寿司ではなく土佐料理のお店にしようと決めた。

Facebookでお友達が教えてくれたお店は残念ながら定休日。

そこで、食べログなどを駆使して何軒かの候補に絞った。

第1候補のお店は予約で満席とのことで入れず。

そして第2候補のお店に電話したところ、早い時間なら1名カウンターで入れるとのこと。

高知のおばちゃんという感じで、ひろめ市場のとき同様かなりぶっきらぼうな電話だったが、まあ行ってみようとホテルを出た。

さっそく紹介しよう。

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高知市 酒亭 どんこ — ワイルドすぎる古民家の土佐料理屋さん ちょっとビビったが何を食べても美味かった!! [2014福岡・高知旅行記 その19]

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やって来ました、酒亭どんこ。

場所ははりまや橋から高知駅方面に向かって北進してすぐ。

看板があって、ビルの中を潜って、そこから中庭があって、その向こうに玄関があるらしい。

 

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看板から店に向かう通路は暗く、そして木材やらバケツやらがバラバラと置いてある。

むむむ、これはちょっとヤバいお店かも?失敗したかな?

食べログではかなり高評価だったが、ひょっとして身内のステマ攻撃に引っ掛かったか?と心配になる。

 

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トンネルを抜けたところにネコがいてちょっと和む。

しかし、相変わらず角材やら段ボールやらが無造作に投げ捨ててあり、ちょっと心配な雰囲気。

 

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お店の入口脇にもバケツが置かれたりしていて、お店の入口という感じがしない。

ううむ、帰りたくなってきた(^_^;)。

 

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早めの予約、17:30入店で、カウンターの一番端の席に通される。

カウンターの内側には店主と見られる初老の男性が、常連客と思われる男性とずっとしゃべりつつ、酎ハイのようなものを飲んでいる。

そして予約を受けたおばちゃんらしき人が荒っぽく注文を聞いてくれた。

BGMは1970年代の歌謡曲。

ううううむー。これは失敗だったかな。

 

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まずはビールで一人乾杯。

普段はビールをあまり飲まないようにしている(炭水化物だから)のだが、旅の間は解禁にしている。

 

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お通しは椎茸とフキの煮物。

これが思いの外美味しくて、「あれ?この店やっぱり大丈夫なのかな?」と期待を持ちはじめる。

 

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そしてカツオのお造りと鱧の梅肉和え。

カツオはお昼に塩タタキを食べたばかりだったので、お造りにしてみた。

身が締まっていて美味い。

鱧に梅肉がケチャップみたいにかかっていてちょっと萎えたが、お味は結構。

この辺りから、テーブル席にお客さんが入りはじめ、店主夫妻以外の若い女性の店員さんが現れ、一気に雰囲気がまともになる。

おばちゃんは本来は厨房担当のようだ。

そしてカウンターのおじさんもせっせと働きはじめる。

なるほど、本来はこういう姿なのか。

 

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冷酒は高知の地酒、「志ら菊」。スッキリしていて飲みやすい。

高知のお酒は甘いものが多いと勝手に思い込んでいたが、全然そんなことなかった。

このタイミングで店内にアナログの黒電話の「ジリリリリリン」という音が響いて驚く。

なんと、黒電話が現役で使われているのだ。

アナログ黒電話のベルの音、何年ぶりに聞いただろうか。

ここは「古民家風」の店ではなく、本当の古民家なのだ(笑)。

いろいろ面白くなってきた。

 

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かき揚げを頼んだところ、若い女性店員さんがやってきて、「一人前は分量が多いので、半分にしたらどうだと女将さんが言ってますけど」とのこと。

なるほど、あのおばちゃんは荒っぽいけどいい人なんだな。

ありがたく半人前にしてもらう。

そしてこのかき揚げがビックリするくらい美味しかった。

エビも野菜も新鮮で甘味がたっぷり。

こんな美味しいかき揚げは久し振りに食べた。

 

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この写真は店内最初の写真と同じものなのだが、中央にすり鉢の上に置かれた細長い物体が見えると思う。

これが実は、このお店のイチ押しの名物、「サバ寿司」だと途中で知った。

サバ大好き人間としてはサバ寿司を食べてみたい!

2貫注文したところ、何と僕の注文でこの日のサバ寿司はすべて売切れ。

まだ目の前にはたくさん残っているのだが、全部予約済みとのこと。

ラッキーだった!

カウンターで僕の隣に座っていた中年カップルが、僕が頼んでるのを見て「こちらにも4貫」と言ったら、店主オジサンが「もう売切れ!」と高らかに宣言。

滑り込みセーフだ。

 

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そして登場したのがこちら、サバ寿司。

かなり厚手の昆布に巻かれているのだが、これが本当に美味しい!めちゃくちゃ美味しい!

こんな美味しいサバ寿司生まれて初めてだ、というくらい美味しい。

 

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〆たサバに昆布、胡麻とワサビと大葉くらいだろうか。

昆布に味が付いているのだが、それが絶妙で、サバ寿司全体を豊かに包み込んでいる。

いやー美味い!こんなに美味いなんてビックリだ。

感激して女性店員さんに「これめちゃくちゃ美味いですねー!」と話していたら、食べ損なった隣のカップルから「すごく羨ましいです」と突っ込まれる(笑)。

いやあしかし美味かった。

 

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本当はもっと色々食べたかったのだけれど、お昼が遅めだったのと、この後餃子を食べに行きたかったので、これで〆。

お会計は5,500円。メニューに値段が書いていないのでちょっと不安だったのだがそこそこで良かった。

玄関を出たら、さっきのネコくんが相変わらずお昼寝中だった。

まとめ

なんともワイルドなお店だったけど、当初の戸惑いを吹き飛ばしてくれる美味しい料理だった。

僕が店を出るころにはお店は予約のお客さんですっかり満員。

近くのテーブル席の人たちは、口々に「ここは何を食べても美味しいから」と繰り返し言っていた。

雑然とした店先のバケツや角材、段ボールとビックリするくらい美味しいサバ寿司のアンバランス。

高知県人気質ってこんななのかな?とちょっと思った。

でも、高知市内に泊まるときには是非またこのサバ寿司を食べに来たい。

そう思わせる魅力があるお店であった。

こわいけどオススメ!!(笑)

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