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「ハレ(晴れ)の日」と「ケ(褻)の日」のメリハリを明確にして、ケの日中心のライフスタイルに移行する

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昨日の続き。昨日は「ブログネタの大渋滞を解消するために、インプット過多の状態を解消し、アウトプット重視のライフスタイルに切り替える」ということを書いた。

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「ハレ(晴れ)の日」と「ケ(褻)の日」

インプットの量を抑え目にしてアウトプットを増やすということ。

やたらと外食したりガジェットを買いまくったり積ん読を増やすのがインプット過多の状態。

外食は吟味して「ここぞ」というときに行き、しっかり味わう。

ガジェットは買ったら徹底的に使い込んでいく。

本は買ったらちゃんと読む。

そして、それぞれについてブログに記事をできるだけリアルタイムに書いていく。

これが僕が理想とするライフスタイルだ。

そして、この「インプット」と「アウトプット」の関係は、そのまま「ハレ(晴れ)の日」と「ケ(褻)の日」の関係に結びつくんだな、ということを最近良く考える。

 

 

「ハレ(晴れ)の日」と「ケ(褻)の日」というのは、Wikipediaによると、柳田國男氏が提唱した、日本人の伝統的な世界観の一つである。詳しくはWikipediaのページも参照してください。

要は、「ハレ(晴れ)の日」というのは、結婚式や祭りなどの、特別な行事がある日のことを指す。「晴れの舞台」「晴れ着」などに言葉として残っている。

いっぽうで「ケ(褻)の日」というのは、ハレの日以外、つまり普通の日のことを指す。

 

 

お節料理、赤飯、鯛のお頭などの料理に代表されるのが「ハレの日」の特別な食事で、昔の日本では、ハレの日とケの日の境界は非常に明確だったという。

それが近代化・現代化が進むにつれこの境界線が曖昧になり、いまではこのことを意識して生きている日本人はほとんどいないのではないかと思う。

このエントリーはハレとケを詳細に解説することを目的としていないので、この程度に留めるが、要は、「ハレの日」は特別な日でそれはごく僅かな日しかなく、一年の大半は「ケの日」で、その境界は以前は非常に明確だったが、現代ではその境界はなくなってしまっている、ということが言いたい。

 

 

 

ハレの日が多過ぎるとインプット過多になる

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僕のいまの生活を省みても、ハレの日とケの日の区別なんて全然ない。

たとえばiPhoneが発売される日はハレの日だろう。これを購入することは僕にとってとても嬉しいことで、非日常的なできごとだ。

そして美味しい食事をしにレストランに出かけることも、本来はハレの日のイベントだろう。これも楽しいことである。

本や雑誌を買い込むこともハレの日のこと。セミナーや勉強会、イベントに参加することもハレの日のこと。

そう考えていくと、僕のいまの生活は、ほぼ毎日のように「ハレの日」が続いていて、「ケの日」の比率がとても低くなっていることに気づく。

極端な言い方をすると、「毎日がお祭りで晴れ舞台!」みたいな生活になってしまっているわけだ。

それではインプットが過多になるのも無理はない。

 

 

何もない1日。朝起きてランニングをして、食事を3回作って食べ、しっかり仕事をして、読書をして、家族と語らい、そして眠る。

そんな「ケの日」が僕のライフスタイルには足りていない。

ここ数年漠然と感じ続けている生活のアンバランスさは、結局そこに根本的な原因があるのではないかと感じるようになってきた。

サラリーマンから独立してフリーになり、あらゆることを吸収し、自分の世界を広げたくて、夢中で突っ走ってきた。

でも、高速で突っ走るうちに、吸収するつもりで手にした多くのモノを、吸収しきれなくなって、それが僕の身体に余計な装飾物として、ぶら下がったような状態になっている。

そんな感じなのだ。

 

 

これらの装飾物を一つ一つ自分なりに消化してアウトプットまで盛っていく時間が欲しい。

それを実行するのが「ケの日」であり、そのケの日を増やして行くためには、インプットの量を抑制するしかない。

買ったまま試せていないガジェットやアプリ、積ん読のまま放置されている本、食べに行って写真を撮ったものの記事を書けていないレストラン、せっかく旅したのにまったく旅行記が書けていない旅行。

これらを整理してしっかり自分の身にしていくこと。

それがいまやりたいことだなあ。

そんな風に感じている。

 

 

 

まずは静かな生活をちょっと多めに

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「ケの日を増やす」。

とはいっても、僕は現代社会の一一員として生きている。

いきなり誰もいない山に籠もって生きるつもりはない。

せっかく都会に住んでいるのだから、その利便性を楽しみたいし、友達とワイワイやる楽しい時間をゼロにするつもりもない。

極端なことをしたって、どうせ続かないのだ。

 

 

だから、今までよりも気持ち、「ケの日を増やし、アウトプット作業に集中する日」を増やす生活をしようと思い、実践しつつある。

以前よりはずいぶん飲み会などは減らしてきているが、もうちょっと少なめにシフトしていこうと思う。

飲み会が続いて「飲み疲れ」してしまうのは、(お酒の)インプット過多、つまり飲みすぎだ(笑)。

「しばらく飲みに行ってないな、そろそろ友達に会いたいな」と思う、渇望感があるくらいが丁度いい。

繰り返すが、極端に振っても絶対続かないので、心持ち引き篭もり重視で行こう。

これが多分これからしばらくの僕のライフスタイルになるのではないかと思う。

まあ、肩に力を入れずやってみよう。

 

 

 

まとめ

サラリーマンをしながらブログを書いていた2010年まで、僕には「積ん読」はなかった。

借金を返しつつ生活していたので、本は買わずにほとんど図書館で借りて読み、ブログを書いたら返却していた。

それが、2011年の夏あたりから積ん読が発生するようになり、どんどん増え続けてきた(ご献本が爆発的に増えたこともある)。

今年の夏から「1日1冊本とCDを捨てる」という断捨離を始めて、CDはもうほとんどなくなり、本も一時期の危機的な(本棚から溢れる)状態からは脱却しつつある。

でも、本は古いものを捨てているだけで、積ん読が減っているわけではない。

ここいらでちょっと方向転換をしようと思う。

今年はブログ記事の大渋滞と、もう一つ、読書が全然できていないというジレンマもある。

読書時間の確保も、やはり「ケの日」のバランスを多くすることで解消されるのではないかと思っている。

この辺りも、Togglでログを取りつつ、こつこつと改善していこう。

一番気持ちのいいライフスタイルに落ち着くまで、試行錯誤は続く。

 

 

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