料理本書評

365日の100円おかずの知恵 〜 料理の応用力、おかずアイディアが身につく [書評]

料理本書評
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2026年からスタートした新企画、料理レシピ本の紹介の第2弾は、主婦の友生活シリーズ「365日の100円おかずの知恵 〜 料理の応用力、おかずアイディアが身につく」。

この本には強い思い入れがある。

この本を買ったのは1997年、いまからほぼ30年前である。本書の奥付の発行日も1997年になっている。

この年の1月に僕はそれまでずっと暮らしてきた港区西麻布の実家を出て、保谷市(今の西東京市)東伏見で一人暮らしを始めた。

一人暮らし、といっても当時の恋人(のちの1回目の結婚相手)が初日から転がり込んできて、なし崩しに同棲生活がスタートしたのだが、それは置いておいて。

実家暮らしの間も僕は料理好きではあったが、一人暮らしを始めたことでめちゃくちゃ料理スイッチが入った。

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生まれて初めて買った料理レシピ本

高校1年生のときに自宅の近所にあった弁当屋さんでアルバイトをしたのが、僕にとって料理好きへの大きなキッカケになった。

白身フライやとんかつなどは冷凍のものを揚げるだけだったが、豚のしょうが焼きや牛肉炒めなどは中華鍋を振って作っていたし、天ぷらもイカ天は冷凍だったが、えび天とかき揚げは衣から仕込んで自分でフライヤーで揚げていた。

街のお弁当屋さんとは言っても、見ず知らずのお客様に食べていただく食品の調理をするわけだから、張り切ったし真面目に勉強もした。

その後アルバイトを辞めたあとは自宅で親が忙しい日に簡単なものを作ったり手伝ったりしていたが、やはり自宅のキッチンの支配者は母であり、僕としても「気が向いた時にちょっと作る」程度だった。

それが一人暮らしになると、キッチンも冷蔵庫も完全に僕のコントロール下に置かれることになる。

何を買ってきて何を作ろうが僕の自由だし、逆に誰かが自分のために料理してくれるわけではない、という事実も僕を興奮させた。

というわけで、無性に料理へのモチベーションが上がった僕は、休みの日に近所の「西友」にあった本と雑誌売り場でこの「365日の100円おかずの知恵 〜 料理の応用力、おかずアイディアが身につく」を見つけ、即購入したのだった。

作ったことがない凝った料理を作りたくて仕方がなかった

▲ 今では110冊以上の料理本を持っている僕だが、この本が僕にとって記念すべき1冊目の料理本。

そして同時に、110冊の中でも最もたくさんの種類のレシピをもっともたくさんの回数作った本であることも間違いない。

この本を買って最初に作ったのは、上の写真にある「豚の角煮」だった。

当時はとにかく「凝ったもの、まだ作ったことがないものを作ってみたくて仕方がない」時期だった。

寸胴鍋を買ってきて豚肉をコトコト煮込んだのを良く憶えている。

その後作ったのが2枚目と3枚目の「筑前煮」や「揚げとうふと野菜の揚げびたし」などだった。

煮物や揚げびたしなど、それまで自分ではタッチしたことがないものを作りまくった。

新婚の奥さんや初めての一人暮らし向けの事典的一冊

▲ この本の特徴は、とにかくレシピの数が膨大であり、しかも作りやすいこと。

そしてもう一つは、有名料理研究家の本ではなく、レシピ考案者や写真用の料理をした人は黒子であること。

僕が持っているほとんどの本は、先日紹介したケンタロウの本のように、料理研究家や著名なシェフが前面に出た本が多い。

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でもこの「365日の100円おかずの知恵 〜 料理の応用力、おかずアイディアが身につく」は完全なる実用書であり、百科事典的アプローチの本だ。

奥付に小さく22人の方がレシピ作成と調理を行ったことが書かれているが、プロフィール紹介などもなく、各レシピの下にお名前が書かれているだけ。

特定の著名研究家の創作レシピではなく、誰もが知っているごくオーソドックスなレシピと、一工夫した味変レシピがとにかく網羅的に載っているのが本書。

まさに「新婚の奥さん」とか僕みたいな「一人暮らし始めたての人」なんかが1冊目に買ってキッチンに置いておき、「明日は何作ろう」とパラパラめくるための本だ。

まとめ

この本を買って29年がたち、その間に僕は2回結婚して2回離婚をした。

何度も引っ越しもした。

東伏見6→東伏見4→元麻布3→文京区大塚→小日向→元麻布1→六本木→鎌倉→横浜と、この本はずっと僕と一緒に移動してきた。

引っ越しのたびに、そして本棚が溢れるたびにたくさんの本を手放してきたが、この本を手放すことは想像すらしたことがなかった。

これからも僕の本棚に、そしてキッチンにあり続け、日々めくられ続ける一冊である。

30年近く前の本だし、名もなき人達のレシピ集だからAmazonにはないだろう思いつつ検索したら、ちゃんとあった。

しかも値崩れせず定価より高くプレミアがついた値段で売られていてちょっと嬉しくなった。

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365日の100円おかずの知恵 〜 料理の応用力、おかずアイディアが身につく

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