日本人よ夢を持とう!そして中年よ大志を抱け! 書評「夢に日付を」 by 渡邉美樹

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このタイミングで渡邊氏が都知事選に立候補宣言とは驚いた。特にタイミングを狙って読んだわけではない。

2011年は200冊の本を読むことを目標にしているのだが、そのうちの10%、つまり20冊は過去に読んで良かった本を再読すると決めていた。

そして本書「夢に日付を」は再読書である。昨年に図書館で借りて読んで感銘を受け、今回は購入して改めて読んだ。

 

夢に日付を! ~夢実現の手帳術~

渡邉 美樹 あさ出版 2005-10-24
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by ヨメレバ

 

 

素晴らしい。本当に素晴らしいの一言に尽きる。前回読んだ時にも感銘は受けたが、今回は前回よりもさらに激しく感銘を受けた。

「感動」という言葉とは違う。読んでいて「俺もやってやるぜ」と身体の内側からふつふつと力が漲ってきて、いてもたってもいられなくなるのだ。

それぐらいこの本には力がある。力強くダイナミックであり、そして厳しい。

 

本書はサブタイトル「夢現実の手帳術」とある通り、手帳を活用して夢を実現しましょうという自己啓発本である。

だが、本書においては著者渡邉美樹氏の過去の体験をふんだんに引用しながら説明がされていくため、単なるノウハウ本ではなく、成功実現に向けてのステップをリアルに学べる希有な教材に仕上がっている。

渡邊氏は10歳の時に母親を亡くし、さらにそれとほぼ同時に父親が経営していた会社が破産するという厳しい現実を生きた少年であった。

母を失った悲しみと父の挫折による生活苦と無念さに打ちひしがれていた青年が、大学受験を機に脱皮し、自分の夢を実現するためのステップを自ら構築し始める。

その夢とはまさに、父の無念を晴らすべく「自分の会社を作って社長になる」というものだった。

大学卒業後、運送会社のドライバーという厳しい仕事に敢えて就き起業資金を貯め、24歳で独立、結婚。そして会社設立、さらには多店舗展開から株式の店頭公開、東証への上場、さらに学校経営や介護ビジネスへの参入と、猛烈な勢いで夢を実現してきた渡邉氏の半生をなぞりながら、その夢実現のノウハウを本気で学ぶことができるのだ。

渡邉氏の手帳術はそれほど複雑ではない。いや、むしろシンプルと言ってもいいだろう。

人生を「仕事」「家族」「健康」「財産」「教養」「趣味」の6本の柱に分類し、それぞれの柱に対しての自分の夢をノートに書き殴る。

そしてそれぞれの夢には必ず実現する「日付」を入れるのだ。例えば仕事で独立をしたいなら、「40歳までに独立」や「2012年3月末に会社設立」というように、具体的に期限を定める。

そしてそれぞれの夢の実現期限までに、夢実件のために今の自分に足りないことを書きだし、その足りない部分を補うために自分がしなければいけないことをルーティンワークとしてスケジュール帳に書き込んでしまうのだ。

例えば会社設立のためには会計の知識が足りないと思ったならば、「会計の専門書を月に5冊読む」や「今年中に簿記3級を取得」というような目標を決め、そのために費やす時間を「毎週水曜日の午後9時〜10時」というように、ルーティンとして割り当ててしまうのだ。

あとは実行をするのみ。夢の数が多いほど、そして夢のハードルが高いほど、ルーティンで自分がやるべきことは多くなる。

そしてそれぞれのルーティンを実行したならば、スケジュール帳の項目を赤エンピツで消し込むのだ。力を込めて。

さらに、毎晩眠る前に日記をつける。その日記を付ける際にスケジュール帳を確認し、消し込まれていない予定、つまり自分との約束を守れなかった項目を確認し、残ってしまったタスクは翌日や翌週に再度割り振り、何が何でも達成させる。

今こうして書いていても思うが、この方法は全然奇抜なものではない。とてもオーソドックスだ。

だが、大事なのは手法ではない。気合であり夢を実現したいという想いの強さなのだ。

本書では渡邉氏の想いの強さ、迫力に気圧される場面が幾つも出てくる。そこまでしないとダメか、と。

前回読んだ時には、渡邉氏のその気合に軽い拒絶反応が出たのだが、今回はその迫力もプラスに作用して、ぐいぐいと引き込まれてあっという間に読了した。

渡邉氏が書いていることは本当に厳しい。遊びである趣味ですら、「普通の人が5時間30分かかる宮之浦岳を3時間15分で登る」のような厳しいものが並び、幹部社員がインフルエンザで寝込んだ際に、自宅から会社に一回しか電話が掛かってこなかったと叱り飛ばしたというようなエピソードも紹介されている。

「本気で仕事に取り組んでいたなら、例え身体は倒れていても、心まで休めてはいけない」と。

前回はこの言葉を読んだ時僕はネガティブに反応した。

だが今回は、この言葉が何故か心に響いた。

僕らは最後は全部自分の責任は自分で負わなければならない。

自分の仕事を自分の責任と能力で遂行するならば、寝込んだ自分が何をすべきか、その答えもおのずから変わってくるだろう。

人の人生を生かされてはいけない。たとえどんな立場であっても、自分の人生を生きるべきだ。

本書執筆時点の渡邊氏は既に40台後半だが、50台の夢、60台の夢、そして80歳になった時の自分の夢を本書の中でもたくさん語っている。

そう、僕らはもっと夢を持ち、夢を語るべきなのだ。そしてその夢を実現するために努力するのだ。

日本人が見失ってしまったもの。それは大きくて素晴らしい夢を持ち、それを本気で実現しようとムキになって努力するという、当たり前のことではないか。

敢えて言いたい。中年よ大志を抱け、と。

僕と同じ年代の人々が一斉に夢を語りだした時、日本はまた輝く国になれるのかもしれない。


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