お金・マネー書評

「ザ・マネーゲーム」から脱出する法 by ロバート・シャインフェルド 〜 君はこの世界観を信じることができるか? [書評]

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ロバート・シャインフェルド氏が書いた、「「ザ・マネーゲーム」から脱出する法」という本を読んだのでご紹介。

実はこの「「ザ・マネーゲーム」から脱出する法」を読むのは今回が2回目。

一回目は2013年、いまから3年前に読んだのだが、そのときはこの本が書いていることの意味がまったく分からなかった。

意味が分からないだけではなく、小馬鹿にされているような怒りを感じ、思わず本を投げ捨てようかと思ったほどだった。

しかし、昨年僕自身が「コアビリーフの解放」という、大きな転機を経験した。

そして今年2016年になって、僕自身のお金に対する考え方、捉え方も激変し、そしてお金の回り方も大きく変化してきた。

その状態でこの本を再読したらどう感じるだろうと思い、今回再び本書を手に取ってみた。

予想どおりというか、予想以上に、前回とはまったく違う感じ方をして、本書の内容に頷く点が多かった。

こんなにも感じ方が変わる本もなかなかないのではないかと思う。

というわけで、初回読んだときは書評を書く気も起きなかったが、今回は頑張って書いてみようと思う。

さっそく紹介しよう。

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「ザ・マネーゲーム」から脱出する法 by ロバート・シャインフェルド 〜 君はこの世界観を信じることができるか? [書評]

僕たちは巧妙に作られた「人間ゲーム」のホログラムを観ている

僕たちは、自分が思っている自分自身ではない、というのが本書の前提である。

僕たちの本当の本体は、僕たちの意識の外側に存在しており、僕たちが僕たち自身だと思っている僕たちに、「人間ゲーム」というゲームをさせて楽しんでいる。

そのゲームは超絶にリアルにできていて、ゲームの内側にいる僕たちは、それがゲームだということにまったく気づかない。

そして、そのゲームには、さまざまなルールがある。

そのルールというのは、あらゆる方法で、ゲーム内の僕たちの本来の力を奪うように、制限を加えていく。

制約には、例えば「家系」「能力」「肩書き」など、さまざまなものがあるが、その制約の中で特に大きなウエイトを占めるのが、「お金」に関する制約、つまり「マネーゲーム」だ。

「お金には限りがある」「お金は必死に働かないと入ってこない」「お金はどんどんなくなってしまう」「お金をたくさん持つことは悪いことだ」

これらの制限が人間ゲームの意識下の僕たちに与えられ、僕たちはそれらの厳しい制約の下で、どんどん力を失い、絶望したり諦めたりして生きていくことになる。

人間ゲームには第1段階と第2段階がある

僕たちがホログラムで観ている「人間ゲーム」は第1段階と第2段階で構成されている。

上に書いた、さまざまな制約が与えられ、苦しむ人生をプレイするのが、人間ゲームの第1段階である。

多くの人は、この第1段階から脱出できることを知らず、第1段階の厳しい制限の中でもがき、苦しみ、諦め、そしてゲームオーバー、人間ゲームの中で人生を終えていく。

だが、ここから第2段階に進むことができると気づく人だけが、第2段階へと向かって進むことができる。

第1段階の、無力で何かがおかしい、何の意味もないような人生に違和感を感じ、「これはおかしい」「こんな人生ではイヤだ」と、人生の答えを見つけよう、より高い自分を探そうとし始める人が、第2段階へと進むチケットを手にしている。

そして、人間ゲームのプレイヤーである僕たちがゲームの第2段階へと進むと、第1段階で加えられていた、あらゆる制約から解き放たれるのだ。

著者のロバート・シャインフェルド氏はこう書いている。

「このとき、あなたはまだ自分の真実の姿や、自分に本来備わっている力や知恵、豊かさに気づいてはいませんが、それでも「真実」を探し始めます。すると「本来の自分」は役割を変え、あなたを「世紀の宝探し」に連れ出して、第1段階で隠した力や知恵、豊かさを取り戻す手助けをするのです。ひとたび力と知恵と豊かさを取り戻せば、あなたは何の制約も制限も受けずに「人間ゲーム」に参加できるようになります」

第1段階の人間ゲームに対して「おかしい」「こんなはずじゃない」ともがき突破しようとした人だけが、第2段階に進むことができ、そして第2段階では、人生に対して、一切の制限のない、豊かで素晴らしい人生を生きることができるようになるのだ。

第1段階から脱出して本当の力を取り戻せ!!

人間ゲームの第1段階から第2段階に進むには、第1段階に仕掛けられている、いくつかの「嘘」に気づく必要がある。

前述したように、その中にはお金に関する嘘もたくさん仕掛けられている。

たとえば、僕たちは何かを買うときにお金を支払うが、そのときに「お金が減る」「お金がなくなってしまう」という気持ちを持つことがあるだろう。

しかし、実際僕たちはお金という交換可能なツールを渡すことで、商品やサービスなど、僕たちが本当に必要なモノを手に入れることができるのだ。

僕たちはお金を食べることはできない。

おなかが空いたときに、札束だけ持っていても、何の役にも立たない。

僕たちはスーパーマーケットやレストランに出掛け、お金と引き換えに、僕たちが本当に必要とするものを手に入れることができる。

そう、本当に必要なのは、お金ではないのだ。

お金を払うときに、「もったいない」「減ってしまう」と感じるのは、第1段階の人間ゲームに仕掛けられた制限にすぎない。

僕たちはお金を払うときに、「売ってくれてありがとう」と感謝するのが、正しい感情なのだ。

そして、自分がお金を払うことで、払った相手はそのお金を手にして、その人が必要とする別のものを買うことができる。

自分が払うことで社会は豊かになり、豊かになった社会が、自分にお金を回してくれるのだ。

ロバート・シャインフェルド氏は書いている。

「あなたのお金は、使っても減らない。お金は循環して戻ってきて、増えていく」

「お金は使ったらなくなってしまう」という嘘を見破り、「お金は使えば使うほど循環して増える!」という真のルールを知るのだ。

本書では、それらの力を取り戻すための「プロセス」を紹介している。

詳しく知りたい人はぜひ本書を読んでほしい。

マネーゲームの外側に脱出すれば、お金に困ることはもうない!!

ものごとにはすべて表面的な意味と、裏に隠された本当の意味がある。

一見自分に制限を加え、自分が困り、貶められるように感じるできごとにも、すべてゲームに隠された、本当の意味がある。

第1段階の人間ゲームをしている人は、その本当の意味に気づくことができず、さまざまな制約、制限の中で苦しむことになる。

しかし、第2段階のゲームに進んだ人は、その人自身の本来の力を取り戻しているため、物事の裏に隠された本当の意味、その宝に気づくことができるのだ。

すると、第2段階の僕たちは、もうお金に関して心配することは何もない、ということに気づく。

ロバート・シャインフェルド氏はこう書いている。

「脱出ポイント」を越えると、あなたは無限なる豊かさは現実であり、お金は勝手にやってくれる ーー どんな方法であれ、やってくれるーーということを全面的に信じ、あなたが選ぶあらゆる経験(現金や小切手、クレジットカードなどの幻想)に大して感謝をするようになる

さらに彼はこう書いている。

「脱出ポイント」を越えた瞬間、あなたには「広大無限の自動入金」の権利が認められる。

この世界観を心から信じることができた人は、もうお金に困ることはない。

地球で生きている限り、空気の存在に困る人がいないのと同じで、本当のゲームのルールは、「お金は無限に流れ込んでくる」なのだ。

だが、このルールは第1段階の人間ゲームでは、絶対にバレないように巧妙に隠されているので、第1段階にいる人は、絶対にこのルールを信じることができない

まとめ 第2段階に入った人の生き方

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脱出ポイントを突破して、人間ゲームの第2段階に入った人は、生き方が大きく変わる。

本書では「リアクション・モード」と説明されているが、第1段階とは生き方がまったく変わるのだ。

第2段階で生きる人は、もう、目標も定めないし、結果も気にしない。

収入や利益も気にしないし、割引とか安売りにも感心がなくなる。

とにかく楽しいこと、やりたいこと、好きなこと、興味・関心のあることを好き勝手やっていくと、お金はどんどん回り、人生はどんどん良くなっていくのだ。

この本を再読して、前回最初にこの本を読んだときと、いまの僕のことを改めて考えてみた。

そしてハッキリと僕は認識した。

2013年に初めてこの本を読んだとき、僕はまだ人間ゲームの第1段階にいた。

だからこの本の意味がまったく分からなかったし、理解したくもなかった。

なぜなら、第2段階の存在なんて信じられなかったし、行けるとも思わなかったし、行けないならそんなもの存在しないと思っていたかったからだ。

でも、いまの僕、2016年の僕は、確信を持って言える。

僕は「脱出ポイント」を突破して、第2段階に到達した、と。

そして今の僕は、「リアクション・モード」で好きなことをやって、楽しく豊かに生きている。

お金はどんどん流れ込んでくるし、不安も全然ない。

感謝してお金を使い、感謝とともにお金と豊かさを受け取り、そしてまた社会にお金を流していく。

この宇宙根源の法則に気づくことができれば、人間ゲームは第2段階へと進んでいく。

本書はそういう意味で、「リトマス試験紙」みたいな本だ。

自分自身が第1段階のゲームをやっている人は、この本に書いてあることの意味が分からないだろうし、言葉では分かっても、腑には落ちないだろう。ひょっとすると以前の僕のように、怒りが湧くかもしれない。

そして、第2段階の人間ゲームをやっている人は、この本の意味がとても良く分かるし、本書は「第1段階からの脱出法を書いた、名作!」だと感じるだろう。

脱出するためには、まずはこの世界を信じることからスタートしよう。

人間ゲームの第1段階を脱出して、幸せに豊かに生きたい方、ぜひご一読を。

オススメです!!

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