生き方・ライフスタイル書評

良くも悪くも、一番強く信じていることが現実化してしまう — 「未来は、えらべる!」 by バシャール & 本田健 [書評]

生き方・ライフスタイル書評
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「スピリチュアル」という言葉がある。「精神世界の」とか「霊的な」というような意味合いで良いのだろうか。

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21世紀に入り15年、特にここ数年、僕の周辺では「スピリチュアル」な世界観についてメッセージを発信している人が多くなってきた。

極端にスピリチュアルに傾倒している人もいれば、仕事術、ライフスタイルなどと並んで、精神世界についてもメッセージを発信する人もいる。

いっぽうの僕は、いわゆる「スピリチュアル」、略して「スピ」の世界はすごく苦手で、逃げ回って生きてきた(笑)。

会社員時代の僕は、典型的な左脳人間で、何でもロジック、なんでも数値化で生きてきたのだから、理屈がわからない、曖昧な世界はとっても苦手だったのだ。


 

しかし、僕自身独立して自分で仕事をするようになり、多くのメッセージを発信するようになると、徐々に心境が変わり始めた。

特に、人の心の問題に切り込み、メッセージを発信しようとすると、どうしたって人の精神世界に踏み込むことになる。

さらに、昨年100歳の天寿をまっとうした祖母の旅立ちに立ち合うことができ、僕の中で「人間の死」に対するイメージが大きく変わった。

今までは物質的な世界観にばかりとらわれて生きていたのかもしれない。

そう感じるようになった。

それても、やはりあまりにスピな世界観にはついていけない。

まずは初歩的なスピの本を読みたいと思っていたところ、大御所、本田健さんの本に出会った。

未来は、えらべる!」という本だ。2010年に刊行されている。

 

未来は、えらべる!

本田健,ダリル・アンカ,バシャール ヴォイス 2010-03-25
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まさに初心者向けの精神世界の本という感じだろうか。

紹介しよう。

 

 

 

良くも悪くも、一番強く信じていることが現実化してしまう — 「未来は、えらべる!」 by バシャール & 本田健 [書評]

「バシャール」って誰?

本書は本田健さんと、「バシャール」の対談集という形をとっている。

この共著者であるバシャールとは誰なのか?いや、なんなのかという点から説明が必要だろう。

この本の奥付によると、バシャールとは、「地球の時間で300年後の惑星・エササニの多元的存在。「ワクワク」は、自分が「無条件の愛」の波動と調和していることを教えるメインメッセージだと伝えている」。

 

 

つまり、バシャールは人間ではない。「宇宙人」という表現も適切ではないだろう。

多次元的存在。それがバシャールなのだ。

 

 

未来の世界の多元的存在であるバシャールが、どうやって本田健さんと対談をするのかというと、人間の体を借りるのである。

ダリル・アンカさんという方の奥付の説明には以下のようにある。

「バシャールとの合意のもと、1984年以来、世界各地でチャネルとして活躍。現在は何かを伝える必要がある場合のみチャネリングを行う。ハリウッドの映画産業を担う、特撮デザイナー。自作脚本の映画化も実現化中。「バシャール」シリーズは累計200万部を超えるベストセラーとなった」

簡単に言うと、バシャールはダリル・アンカさんの体を借りて、地球の人間として本田健さんと英語で対談をした、ということである。

未来の宇宙からやってきた多元的存在が、人間の体を借りて宇宙的観念に基づいて、人間が抱える根源的な悩みについて解説する。

それがこの本の趣旨だ。

3年前の僕だったら絶対に読了することができなかっただろう設定だ。

この設定を信じるか、それともバカバカしいと思うかはあなた次第。

僕は今回は、この設定を「信じる」わけではないけれど、「あるもの」という前提で読んだ。

その前提を受け入れることができない人は、本書を読み終えることは難しいかもしれない。

 

 

必ず幸せになる「成功」の鉄則

バシャールは多次元的存在であり、宇宙のさまざまな法則を知り尽くしているようだ。

いっぽう地球人は、地球という小さな世界に生きていて、さまざまなことに悩んでいる。

そんな地球人代表として本田健さんが、バシャールにさまざまな質問をしていくのが本書の基本構成だ。

その中で僕がとても刺さったのが、「毎瞬、毎瞬、一番ワクワクすることを選ぶ」という言葉だ。

僕たちは誰しも「好きなことをして生きていけたら」と思っている。

そのための第一歩が、この「毎瞬、毎瞬、一番ワクワクすることを選ぶ」ことなのだ。

 

 

「会社を辞めて自由に生きたい」と願う人がいたとする。

その人が、心の中に「生活のためにには仕事を続けなければならない」という観念を持ったまま、突然向こう見ずに退職してしまうのは、実は「一番ワクワクすること」を選んでいることにはならない。

その人の現段階では、「会社を辞めること」は、まだ「ワクワク」にはなっておらず、「食べていけなくなったらどうしよう」という恐怖の観念が強いからだ。

良くも悪くも、一番強い観念が実現化してしまう。

だからこそ、その人がいまの段階で、一番ワクワクできることを手始めにやっていくことが大切だ。

「不安だ、不安だ、食えなくなったらどうしよう」という観念が一番強いのに、無理やり独立すれば、「食えない」「やっていけない」観念に基づいて行動するから、その人は食えなくなってしまうのだ。

ならば、まずは会社員として働く日々の中で、独立に向けてのちょっとした活動を、自分に無理のない範囲で始めてみること。

ワクワクするレベルで活動をすることが大切だ。

ワクワクを増やしていくことで、やがて「俺なら退職してもやっていけそうな気がする」と信じられれば、そのときが、その人にとって「独立」が「ワクワク」になったとき。行動に移すときなのだ。

バシャールは以下のように言っている。

「「どこまで信じているかによって、どのレベルでやっていけるか」という度合いの問題です」。

「やれる」「楽しい」と信じることが、好きなことをして生きていくための必要条件なのだ。

 

 

 

ネガティブな観念は「気づけばすぐに、手放せる」

前項で、「一番強い観念が実現化してしまう」と書いた。

もし僕たちが、ポジティブな観念をどうしても持てず、不安に包まれてしまう場合にはどうしたらいいのだろうか。

バシャールはその質問にも簡潔に答えている。

ネガティブな観念は、その存在に気づきさえすれば、手放すことができるのだ。

僕たちは怖れや不安、恐怖などを抱くとき、その想いが「観念の一つにすぎない」とは思うことができない。

その観念自体に飲み込まれてしまうのだ。

しかし、「自分がいま『不安』という観念を持っている」という見方ができるためには、自分自身がその観念の外側にいなければならない。

大切なのは、「自分はいつも失敗する」という観念を持っている人が、「ああ、また『自分はいつも失敗する』という観念を持ってしまっているな」と気づくことができること。

気づいた時点で、すでに僕たちはその観念を完全には信じていないのだ。既にその観念を手放しているのだ。

「僕はお金を稼ぐことができない」という観念を持っている人は、「お金を稼ぐことができない」は観念ではなく「事実」だと思い込んでいる。

思い込んでいるから、その人は「お金が稼げない人」として発言し、行動してしまうのだ。

でも、過去と未来は連結していないのだから、その人が「お金を稼げない」のは「観念だ」と気づければ、その観念を手放し、行動を変えることができるのだ。

自分の「観念」が何かを特定することができた瞬間に、それは我々のコントロール下に納まるのだ。

我々が、観念にコントロールされていた状況が終わり、我々がコントロールできるものへと変化するのだ。

 

 

これからの時代は「パラレルワールド?」

この本が出版されたのは2010年で、この本の後半では、当時から見た、「これからの時代」が語られている。

そこには、2010年から2015年に向けての世界の変化が語られているのだが、それは概ね当たっているように感じる。

詳しくは本書を読んでもらいたいのだが、世界は物質的な一つの塊から、人間一人一人が持つ観念的な世界へと移行していくのだろう。

本書ではそれを「パラレルワールド」と呼んでいる。

テクノロジー、特にインターネットの進化に伴い、僕たちは物質的な豊かさを超えて、「より高い次元の自分」と繋がりたいと願うようになる。

人それぞれに目指すハイヤーセルフ、高次の自分の出す周波数が違うため、パラレルワールドのもう一つの世界は、出している周波数が同じ人ごとに分かれて存在することになる。

そして、もともとは一つだった世界が、周波数ごとに分化していき、別の周波数にいる人と交流したり、別の周波数を経験したりすることが、どんどん難しくなっていく。

それが加速するのが、2015年、今年だとバシャールは語っている。

そして2033年〜2050年には、自分が選択した周波数以外の世界のことは、ほとんどわからない、聞いたこともない、という状態になるのだそうだ。

漠然としているようだが、いわれていることには何となく実感がある。そんなところだろうか。

これからの時代がどう変わって行くのか、楽しみだ。

 

 

まとめ

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この本を読んで一番響いたのは、「自分が一番信じている観念が現実化してしまう」という言葉だ。

これは、本当にそのとおりだと感じた。

「不安だ、ダメだったらどうしよう」と感じていると、実際失敗してしまう。

だからこそ、日々の生活に、一番ワクワクすること、実際に現実化できることをやっていくことが大切なのだ。

ワクワクをどんどん現実化していくことで、自分自身が「高次の自分」へと近づいていく。

それによって手放せる「怖れ」の数が増え、その怖れは「ただの観念」だったと気づき、手放せるようになるのだ。

僕たちは、良くも悪くも自分の思考や感情の中だけに自分の世界を作ってしまう。

その自分の世界の殻を破り、外側に世界を広げていくこと。

そのキーワードが、「毎瞬、毎瞬、一番ワクワクすることを選ぶ」なのだろう。

読み始めたときは、「バシャール」という未知の存在に対する違和感があったが、読み進むにつれその違和感は消えた。

なぜなら、この本でバシャールが語っていることの多くが、僕の中で腑に落ちたからだ。

「自分の観念に気づき、それを手放すこと」。

僕らがやっているビリーフ解放とまったく同じことだ。

信じてこれからも続けていこう。

 

未来は、えらべる!

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