日常日記

奥さんと定例会議を始めて心底びっくりしたこと [日刊たちばな vol.6]

日常
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夫婦で「会議」ってしたことあるだろうか?

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買い物をしに久し振りに新宿南口に行ったら、向かい側が激変しててビックリ。

なんじゃこりゃー。

 

 

 

奥さんと定例会議を始めて心底びっくりしたこと

我が家では今年から毎週金曜日の午後に夫婦で会議を始めた。定例会議である。

この会議は、お互いの仕事について取り扱う。

旅行だとか晩ごはんのおかずとかという話ではなく、ブログやセミナー、書籍や奥さんのCDなど、仕事のことだけを扱う。

なぜ会議を始めたかといえば、それは「必要になったから」に尽きる。

 

 

もともと僕と奥さんは全然関係のない仕事をしていた。

僕はサラリーマンで奥さんは作曲家。まったく接点がなかった。

ところが僕がフリーになり、奥さんは作曲の仕事から軌道修正して、セラピーやビリーフに関する仕事をするように変化してきた。

そして先週にはついに二人でコラボセミナーを開催するに至った。

俄然絡む機会が増えてきたのだ。

では今後の二人の仕事のビジョンとかプランとかいろいろ考えていこうということで、僕が提案してWeeklyの会議を始めたのだ。

 

 

ところがこの会議がなぜか全然噛み合わない。

奥さんが提案したことがらについて、「では来週までに検討して結果をすり合わせよう」と進めるのだが、ことごとく案がボツになる。

いろいろフラストレーションが溜まってきて、昨日は約2時間に渡りじっくり話し合った。

結果分かったのが、僕と奥さんで、「会議」というものの定義がまったく噛み合っていなかったことが分かった。

だから話も全然噛み合わなかったのだ。

 

 

僕にとっての会議とは「決める場」である。

会議とは「話し合う場」ではなく「決める場」。

僕のメンター吉越浩一郎さんが「デッドライン仕事術」や「吉越式会議」などの著書で口を酸っぱくして繰り返し説いていることだ。

僕はサラリーマン時代、勤めていた会社の業績が最悪のときに、社長の右腕である業務統括・シニアマネージャーという立場になった。

そして皆で頑張って業績をV字回復させたのだが、その要因の一つはこの吉越式「決める会議」を徹底したことにあったと思っている。

 

 

会議はだらだら話し合う場、相談する場ではない。

担当者が責任を持って案件を進め、その結果を報告し、次の行動を「決める」のが会議だ。

だから、僕は奥さんが「これをやりたい」と持ってきたら、それはそのまま「やること」「前に進めること」として扱って、二人で分担して前に進めていたのだ。

 

 

ところが僕の奥さんは作曲家や演奏家としてバンド活動をずっとしてきていて、サラリーマン経験が一度もない。

「会議」をやったことが今まで一度もないのである。

昨日奥さんと話し合っているときに、「だってブレインストーミングっていうのはその場で話し合う場でしょ?」と奥さんが言って僕は仰天してしまった。

それまで一度も僕も奥さんも「ブレインストーミング」なんて言葉は使っていなかったのだ。

会議とブレインストーミングは全然違う。そもそも僕はブレインストーミングは有効ではないと思っている。

「だって僕たちはブレインストーミングなんかやってなかったでしょ?」と僕は言った。

それに対して奥さんが言ったのは「ブレインストーミングと会議の違いなんて知らないよ」だったのだ。

なるほど!!!

 

 

僕は「決める」場だと思っていた会議だが、奥さんは「相談する場」だと思っていたのだ。

だから、奥さんはただ思い付いたことを、特に進めたいというわけでもないことでも議題に出していた。

僕は「奥さんが『やりたい』という意志を持っている」と思っていた案件のほとんどが、奥さんは「ちょっと思い付いたから言ってみた」程度だったのだ。ガーン。

これでは頓挫する案件が出るのが当然だ。

でも昨日の話し合いでこのギャップがお互い認識できて良かった。

お陰で「二人とも進めたいと思っていないのにどんどん進んでいたイベント」をいくつか中止することができた。

 

 

確かに多くの日本人にとって、会議とは「延々と相談する場」というイメージがあるのかもしれない。

僕は吉越さんの「決める会議」をずっと実践していたので、会議で相談するなんて発想はまったくなかった。

でも、あけみちゃんこと岡部明美さんのLPL養成講座を二人とも受講済みということもあって、ケンカ腰にならなかったのは良かった。

LPL養成講座で、僕たちは人間の「多様性」について徹底的に学ぶ。

噛み合わないのは相手が悪いのではなく、相手と自分が違う考え方をしているから、なのだ。

この発想がお互いにあったので、感情的にならず、冷静に話ができたのはとても良かった。

「なぜ相手はこう思うのだろう?」「なぜ話が食い違うのだろう?」という糸のもつれを、お互い我慢強くほぐしていくことができた。

おかげで来週からはぐっと進化した夫婦会議が開催できそう。

結果としては良かった。結果オーライだ。

なにごとも経験だねえ(^-^)。

 

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