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僕がそれでも麻布に住み続ける理由 〜 皆さんに伝えたい10の魅力

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昨年2013年の5月に麻布に戻ってきて約9ヶ月。

何度か麻布に関する雑記を書いてきたが、あくまでも雑記だった。

一度きちんと情報としてまとめた記事を書きたいなーと思っていたところに素晴らしいムーブメントが起きた。

ブロガー仲間 が書いた、福岡に関するエントリーが大きな話題となっている。

私がそれでも福岡市に住み続ける、その魅力を6つにまとめて語ります!住と食のクオリティが高すぎる」というエントリーだ。

私がそれでも福岡市に住み続ける、その魅力を6つにまとめて語ります!住と食のクオリティが高すぎる。
長崎出身、首都圏にも6年半ほど住んでました@ushigyuです。 今住んでいるのは福岡市内。むしろ、サラリーマンを辞め独立した理由の一つが、大学時代を過ごした福岡に引っ越したかったからだったりします。 なぜそうまでして福 ...

彼のこのエントリーをきっかけに、多くのブロガーが、自分の住んでいる土地についての愛着と魅力についての記事をアップし、一大ムーブメントとなっている。

この動きにはぜひ追従したいと思い、福岡旅行記の途中だが一旦中断し、麻布の魅力について語ってみたい。

ではさっそく紹介しよう。

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1. 先端の人たちが集う先端の街

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麻布にはメディア系の企業も多く、情報発信の街、流行を生み出す人たちの街という側面がある。

自宅のすぐ近くにテレビ朝日があるほか、音楽スタジオやプロダクションも多く、芸能人やモデルさんなども多く住んでいる。

またメディア以外でも企業オーナーや経営者、僕のような個人事業主が多く住む地域でもある。

以前サラリーマンとして麻布に住んでいるときにはあまり実感しなかったが、今は分かる。

麻布という土地は、モノを作り出す波動を持っている街なのだ。

だからこそ多くのクリエイティブな人たちが集まり、一種独特な雰囲気を醸し出しているのだ。

麻布の魅力の一つに、時代を作る人たちが集う先進性があることは間違いないだろう。

2. 大使館と外国人が多く多様性が豊か

麻布というのは非常に大使館が多い場所である。

大使館が多いということは、さまざまな国からやってきた外国人の方も多いことを意味する。

外国人が安心して暮らせる街というのは、多様性を認めている街だと僕は思う。

近所の公園に平日の昼に行けば、外国人の子供と日本人の子供が、言葉も分からないまま仲良くなって一緒に遊んでいる姿を見かけることができる。

飲食店や商店にも多くの外国人がやってくるので、当然対応も場慣れし、商品のバリエーションも豊かになる。

多様性が豊かな街とは、個性的な人間を排除しない街、優しい街だ。

六本木(六本木はもともとは麻布六本木町といって麻布の一部です)をたむろする夜の外国人のイメージが強いかもしれない。

しかし実際は、多くの国から仕事で赴任してきている外国人家族がとても多いのが麻布なのだ。

3. 素晴らしい飲食店が多い

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麻布・六本木・広尾界隈は、とにかく飲食店の名店が多い地域だ。

先日も徒歩圏内でお好み焼き屋さんを調べたら10軒以上、そば屋さんを調べたらこれまた10軒以上あった。

フランス料理屋さん、イタリア料理屋さんも数多く、ミシュランの星付きレストランも徒歩圏内にいったい何軒あるのだろう、というぐらいある(行けないけど)。

前項の多様性の話とも繋がるが、さまざまな国からやってきた人が集う場所だからこそ、お店も多種多様だ。

高級店もたくさんあるがリーズナブルな大衆店も多く、そのときのTPOや使い方でお店を選べるのも素晴らしい。

麻布にいると、麻布の外の飲食店にあまり行かなくなる。

それぐらい麻布一帯の飲食店はレベルが高いと僕は思っている。

4. スーパー激戦区で意外にも物価は高くない

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麻布は都心であり「物価が高い」という印象を持たれる方が多いだろう。

実際安くはないと思う。しかし、激しく高いわけでもない。

その理由は、麻布、とくに僕が住んでいる元麻布〜麻布十番一帯はスーパー激戦区で競争が激しいためだろう。

実際去年文京区小日向から元麻布に引っ越してきたら、スーパーの商品の値段が小日向より安くてビックリしたのだ。

小日向・小石川地区はスーパーの数がすごく少なくて競争がないから、生鮮品などの価格が高止まりしていたんだと思う。

元麻布の我が家の徒歩5分圏内には何とスーパーが6軒もある。

徒歩15分圏内にすると、スーパーの数は10軒になる。

怖くて行けない高級スーパーから、大手チェーンの安心価格スーパーまで揃っている。

特に嬉しいのが、外国人向けに特化したスーパーは、オージーやニュージーランドの肉が激安で美味しいこと。

スーパーが近くて安いというのは、本当に嬉しいことだ。

5. どこに行くのも近くて便利

麻布に住んでいると、都内の主要な場所だとだいたいどこに行くにも30分で行けてしまう。

新宿、渋谷、恵比寿、東京、銀座、日本橋、品川、市ヶ谷、四ツ谷あたりは余裕だ。

地下鉄は南北線と大江戸線があり、ちょっと歩くが六本木駅も使えるし、頑張れば乃木坂も何とかなる。

また地味に都営バスが便利で、Google Mapsで目的地をきちんと設定して検索すると、電車を乗り継ぐよりバスで一本であっという間というケースもある。

移動時間が短縮されるというのは素晴らしいことだ。

これも僕が麻布を気に入っている理由の一つ。

6. 高級と下町の混ざり具合が良い

麻布という土地は歴史的にも現代も、高級な場所と大衆的な場所が狭い地区に入り組んでいる場所だ。

高台にはビックリするような高級住宅地もあるが、いっぽう麻布十番のように、庶民的で気取らない、下町風情を残した町並みもある。

僕はそのバランスがとても好きだ。

気取っているばかりの街でもなく、下町一本槍でもなく、それらが上手く混ざり合い一つの街になっている。

六本木の繁華街の雑然とした雰囲気から5分も歩いて鳥居坂にはいれば、そこは閑静な住宅地になる。

麻布十番の賑やかな商店街から坂を上ればもうすぐにそこは緑豊かな邸宅街になったりする。

そんな様々な顔を持つ街が大好きだ。

7. 坂が多く変化に富む町並み

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麻布は坂の街である。

もう坂だらけ。ランニングで足腰を鍛えるにはぴったりの街だ。

坂の上と下では風景が違う。

前項にも関係してくるが、坂上には高級住宅が並び、坂下には大衆的な家屋が多い。

急坂あり、ゆるやかな坂あり、低地には川が流れ、人知れず池やわき水も残っている。

坂の数だけ街の表情がある。

麻布は坂の街。それがまた素敵なのだ。

急坂が多いから上るのはちょっと大変だけどね(^_^;)。

8. 古代から人が住む歴史ある街

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麻布という街の歴史は古い。

飯倉という地名が麻布にあったが、この「飯倉」は高床式倉庫、飯を蓄えた倉があった土地、ということらしい。

それぐらい古くから人が定住していたのが麻布である。

江戸時代、麻布の一番外側の広尾〜天現寺橋〜古川橋のラインが、そのまま江戸の外周だった。

つまり江戸を守るための結界が張られていたのが麻布の地なのだ。

麻布には歴史ある寺社仏閣や遺跡が数多くあり、ぶらぶら散歩しながら訪ねるのは楽しい。

豊かな歴史を持つというのも、麻布の魅力だろう。

9.  六本木ヒルズ、ミッドタウン、アークヒルズ、国立新美術館などの再開発群

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麻布には六本木ヒルズと国立新美術館、それにアークヒルズの半分がある(残り半分は赤坂に属する)。

また、外苑東通りを挟んで目の前の赤坂にミッドタウンがある。

これらの巨大再開発で街は大きく生まれ変わった。

一つ前の項で「歴史ある街」と書いたが、それとは対照的に、新しく人工的に作られた街が、古い街と共存しているのだ。

古い街を潰しての巨大再開発については賛否両論あるが、僕は否定しない。

六本木ヒルズとミッドタウン、新美術館ができたお陰で六本木は「夜の街」から昼もたくさんの観光客が歩く街になった。

映画館も出来たし美術館は3つも出来て、文化度向上に大きく貢献したと思う。

歩いて封切り映画館に行けるというのは、なかなかないこと。

素直にありがたいと思っている。

10. 故郷だから

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この写真は麻布トンネルが開通する前に撮ったもの。写っているのはもちろん僕。

この真後ろ、第一勧銀の看板がある辺りがいま六本木ヒルズの銀色の塔が建っている場所だ。

麻布は僕の故郷である。高知県生まれだった曽祖父母が昭和初めに麻布に住んで以来である。

僕自身生まれたときは父の実家の杉並に住居はあったのだが、母方の実家がずっと麻布にあり、僕は行ったり来たりして過ごしたし、本籍地も麻布である。

だから、これは皆さんに伝える魅力ということにはならないと思うのだが、やはり自分が出た幼稚園や小学校の近くに住んでいるってなんかいいな、と思ってしまう。

もちろん1から9までの要素があるからこそ住んでいるわけで、それにプラスαで、ということにはなる。

でも自分の出身地に自分が住んでいるって、とてもいい感じだ。

これは理屈ではなく、僕の感情が喜んでいる感じ。

まとめ

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僕は27歳までを西麻布にあった実家で過ごした。

32歳で元麻布に戻ってきて、38歳までの期間をすごした。

そして今回、43歳にして三度目の麻布在住となった。今度の家も元麻布だが、前の家は六本木寄り、いまの家は麻布十番寄りなので表情が全然違う。

そして今回は、僕はフリーになって初めて麻布に住むことになった。

驚いたのは、休日と平日で街の表情がかなり違うことだ。

以前の僕はサラリーマンだったから、平日の日中は別の場所に出勤していて麻布にいなかった。

麻布をぶらぶら歩けるのは、休日だけだったのだ。

休日の麻布を歩いている人たちと、平日の日中麻布を歩いている人で、表情がかなり違うのだ。

土日の麻布は観光客も多く僕のようなサラリーマンもたくさんおり、ちょっとよそ行きの顔をしている。

それに対して平日日中の麻布は、もっと普段着でのんびりしていて、それでいてもっとオシャレで、なんかカッコいい。

平日日中の麻布が、一番本来の麻布の姿なんだと僕は思った。根拠はないし、誰にもそんなことは決められないんだけどね。

だから、その本来の麻布の街をふらふら歩き回れるノマドな人間として麻布に生息できるようになって、本当に良かったと思っている。

将来またどこかに引っ越すことになるとしても、麻布の中で引っ越したい。

最近はそう思っている。それぐらい好きな街、それが僕にとっての麻布だ。

単に高級そうだからとか、単に便利だからとかだけではなく、さまざまな顔を持つ街。

それが魅力かなと思っている。

リーマンショック以降家賃も激しく下がって暮らしやすくなっているので、魅力を感じている方は調べてみてはどうだろうか?

思ってるほど家賃が高くない一帯もありますよ?ホントに。

麻布ライフ、おすすめです。

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