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休み下手だから「何もしない」というタスクを追加してみた

エッセイ
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僕は自他ともに認める「休み下手」だ。

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僕は休み下手

せっかちで几帳面。向上心が強くいろいろなことに対して貪欲である。

この性格は良い面もたくさんあるのだが、ときとして「欲張りすぎ」になることも多い。

僕の場合、特に貪欲なのが「時間」に対する欲求だ。

「あれもしたい」「これもしたい」がどんどん膨らんでしまうのだ。

具体的にいえば、書籍の原稿も書きたいしブログも書きたい、本も読みたいしランニングもしたい。

さらに、メルマガもやりたいし合宿セミナーも開催したい。トライアスロンにもチャレンジしたいし受講したいセミナーも山ほどある。

そして仲間や友達とワイワイ飲むのも大好きだし旅もしたい。

ダメ押しに、早寝早起きして健康的な暮らしがしたい。

これだけ「やりたい」が増えてくると、当然のことながらボーッとする時間がとれなくなる。

 

 

1分単位で自分の日々をトラッキングしているが、実際休んでいる時間というのはほとんどない。

いまは新幹線で移動中だが、品川駅を出てからずっとメールの返信をしていて、それが終わったらこのブログである。

ブログが終わったら明後日のセミナーの準備をしていれば、新大阪なんてあっという間である。

関西に着いてからもずっと予定が目白押しで、最終日までほぼギッチリである。

 

 

予定を詰め込むのは、コンディションが良いときにはいいのだが、先週のように風邪を引いたり疲れが溜まってきたりすると、風邪が治りにくかったり、疲れがなかなか抜けないという悪い面も出てくる。

奥さんや周囲の方にも、「ちょっとはボーッとしなよ」と言われるのだが、どうにも貧乏性で、「何もしない豊かさ」を許容できない。

もう何年も前からテレビはまったく観ないしゲームもやらない。無駄時間を削れるだけ削ったのだが、まだまだ時間が欲しい。

タイプする時間がもったいないからと親指シフトを習得し、読書するのが遅いともったいないからと、フォトリーディング講座にもかよった。

しかし、じゃあタイプが速くなったらぼんやりする時間ができるかというとそんなことはない。

浮いたはずの時間でもっと何かやりたくて、いそいそと活動してしまうのだ。

こういう性格、楽しいといえば楽しいが、ときどき疲れることもある。

 

 

たとえば、休み下手なので、リフレッシュ時間も一生懸命してしまう。

旅行に行けばぎっしり予定を詰め込んであちこち行こうとしてしまうし、写真を撮りまくり、ガジェットをいじりまくって、歩きまくって、結局疲れてしまう(笑)。

瞑想している間は何もしてはいないのだが、これはこれで「瞑想」を一生懸命やっているので、忙しいのだ(笑)。

 

 

 

「何もしない」というタスクをタスクリストに作ってみた!

ただ、最近僕も微妙に心境が変化してきて、「ゆとり」は「直観」や「ひらめき」にとって、とても大切なものだ、と感じるようになってきた。

タスクでギチギチに一日が埋まってしまっていると、脳が「作業」に追われ、クリエイティブなことを考えられないのだ。

僕はアイデアを考えるのが得意なので、そのように一日を「消費」してしまうのはもったいない。

何か良い方法はないかと思案していたのだが、何もしないという状態には僕は耐えられない。

 

 

そこで、「何もしない」というタスクを設定することにした。

毎日は厳しいので、まずは週末に1回30分ほど。慣れたらもっと長くしたいと思っている。

さっそくOmniFocusにも週次の繰り返しタスクとして登録。いい感じである(笑)。

iPadのタイマーを設定したら、MacもiPhoneも切って、ノートと紙を用意して、考えるともなく考える。

考えることが決まればそ深堀りしていくし、特にまとまらないならそのまま流す。

具体的なタスクが出てくれば、終了後にノートからOmniFocusに移す。

そんな感じである。

本当は「何もしない」というよりは「思考」とか「考えごと」というタスク名の方が正確なんだと思う。

でも、「何もしない」の方がタスク名として面白いので、このまま行こうと思う。

 

 

まだ数回しかやっていないが、これがなかなか良い。

MacやiPhoneがあるとどうしてもネットを見たりSNSに反応したくなったりしてしまう。

僕は原稿執筆時はMacもiPhoneも通信を全部切って密室にするのだが、それと同じことをする。

原稿を書くときはアウトプットしかしないので、「考える」という感じではない。

その点、この「何もしない」というタスクは、まさに「情報の整理」という感じ。

とても気持ちが落ち着いてスッキリする。

瞑想が顕在意識と潜在意識の無自覚な情報整理だとすると、この「何もしない」時間は、自覚している顕在的意識の情報整理といったところだろう。

なかなか効果的なので、しばらく続けてみようと思う。

そして、いつかは自分で自分を追い込むのではなく、ごく自然体で悠々と生きられる人間になりたいものだ。

もっと休み上手になりたいなあ(^-^)。

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