アナログとデジタルの豊潤なる融合 「ハイブリッド発想術」

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iPhoneやEvernoteが僕らの手許にやってきて、何年がたったのだろう?

日本にiPhoneがやってきて4年強、Evernoteも大ざっぱにいえば同じぐらいのタイミングで日本にやってきた。

そう、僕らがこれらの夢のようなツールを手に入れて、もう4年が経過したのだ。

 

 

iPhoneにしてもEvernoteにしても、この4年の間に劇的な進化を続けてきて、当時よりも遥かに使いやすいツールへと成熟してきた。

そしてまた、ツールを使う僕らもツールに慣れ、さまざまな試行錯誤を経て、ツールとの関係を成熟させてきた。

 

 

そんなツールとユーザー双方の「成熟」を実感させてくれる素晴らしい本と出会った。

倉下忠憲氏の「Evernoteとアナログノートによる  ハイブリッド発想術」という本だ。

 

Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術)倉下 忠憲 技術評論社 2012-06-30

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僕らがアイデアをどのように見つけ、育て、そして果実を収穫するかをとても分かりやすく説明してくれている。

紹介したいと思う。

 

 

 

 

 

ツール中心の時代は終わった

本書には、タイトルにこそ「Evernote」というツール名が入っているが、決してEvernoteを中心とした解説書ではない。

むしろ「Evernoteについて詳しくは専門書を読むように」という注意書きがあるくらい、Evernoteやその他のデジタルツールについての基本操作説明は省略されている。

 

 

「EvernoteやiPhone、iPadについては、もう皆知っているよね?その前提で話すけどいいよね?」というスタンスで本書は書かれている。

そしてアナログのマインドマップが登場し、関連するノートや文具の紹介のあとに、Macで動作するマインドマップアプリの解説がある。

iPhoneのEvernoteへの投稿専用アプリの解説が、アナログのメモ帳のすぐ後に登場する。

 

 

つまり、本書はツールを主軸に置いていない点でとても潔いのだ。

目的を主軸として編成されているために、話題の進行にブレが出ない。

「瞬時にメモを取るなら紙のメモ帳かFastEverのどちらかが良い」という考え方は、正論なのだが、従来だと「iPhone○○術」「クラウド○○術」という括りになることが多く、デジタルとアナログを目的別に横串で語る本は少なかったように思う。

 

 

本書の目的は「豊かなアイデアを発想する技術を読者が習得する」ことであり、そこにデジタルとアナログの区別はない。

区別があるとすれば、「この手順ではアナログツールを使ったほうがメリットが大きいからアナログを使う」「この手順はアナログでは膨大な手間がかかるのでデジタルを使う」という、メリット、デメリットによる区分けであろう。

 

 

もちろん本書のようなスタンスを取るには、読者が「Evernoteとは何か」「マインドマップとは何か」「クラウドとは何か」などの基本情報を周知している必要があり、難易度は高くなる。

おそらく2年前であれば、この内容の本は「前提条件の難易度が高すぎる」という理由で出版されなかったのではないかと想像する。

だが、実際にこの本を熟読すると、作家として多くのベストセラーを輩出してきた倉下氏の、4年間のアナログ・デジタルを跨いだ発想術へのチャレンジの歴史が垣間見える。

ツールも成熟し、ユーザーも成熟した時期だからこそ登場した豊かな本、それがこの「Evernoteとアナログノートによる  ハイブリッド発想術」なのだ。

 

 

 

良いアイデアは「良い畑」から

本書で体系だって説明されて再認識したのだが、良いアイデアは「良い畑から」しか生まれないものなのだ。

本書では「アイデアを生みだす」という活動を、「畑」に例えて説明している。

アイデアの種があっても、種がそこにあるだけでは芽が出ることはない。

土を耕し、そこにアイデアの種を蒔き、水をやることで芽が出る。

そして土壌を豊かに保ち水をやり手間をかけることで、やがてアイデアの果実が育ち、その結果を僕らは成果物として収穫する。

 

 

倉下氏は本書で「発想はスキルである」と言い切っている。

どんな種であっても、正しい方法で育て、一定の時間をかけることにより、果実をつけ収穫できるのである。

ただ、スキルであるからには、正しい方法と手順があり、そこにはツールの助けを借りる必要もある。

その方法と手順が、本書に詰まっている。

 

 

僕も3冊ほどの書籍を出版し、日々こうしてブログを書いているので、倉下氏が本書で説明していることの一部については、無意識に行なってきていたことを認識した。

だが、こうして理路整然と細分化され分かりやすく解説された「発想法」を手に入れれば、僕も含め多くの人が自分自身の「畑」を持ち、豊かな果実を収穫することができるようになるだろう。

書籍を出版したいと願っている人はもちろん、ビジネスや趣味でさまざまな企画を考えなければならない立場の人や、ブログのネタが続かないと嘆く方にもとても有効なスキルと言えるだろう。

 

 

 

静かなる革命「アイデア地層」

人間は忘れる生き物である。

僕らは日々新たな体験をし、それを脳に格納するが、それと同時にあまりにも多くのことを忘れていく。

そしてその「忘れる」事実の中には、せっかく思い付いたアイデアの一部や全部も含まれてしまう。

 

 

多くの人はアイデアの果実となる最終成果物のことは記憶しているだろう。

僕の例でいえば、デビュー作となった書籍「ノマドワーカーという生き方」の最終成果物、つまり書籍は本棚に入っているし、その内容をいつでも手に取って読むことができる。

 

 

だが、たとえばこの本が出るにあたって、編集者と僕が出した、「タイトルの候補」一覧となるとどうだろうか。

これらは中間成果物であり、出来上がった本には、ボツになったタイトルは掲載されていない。

 

 

さらに、この本を書くにあたり、企画を練っていた時には、さまざまなことを思い付き、その思い付いた内容を「メモ」としてノートに書き殴っていた。

それらの着想や中間成果物は、多くの場合最終版の完成とともにその価値を失い、忘れられ、情報は散逸してしまう。

 

 

しかし、Evernoteの登場により、それらのメモや中間成果物など、思考の断片とも言えるようなものも保存し、そして検索してあとから見返すことができるようになった。

アナログメモでも写真を撮るかスキャンをすればデータ化できる。

文字認識できない内容でも、ノートブックとタグで管理ができるし、文字を補足として入力することもできるので、検索に必要な情報を与えておくことで、後からそれらのアイデアを呼び出して再利用することができるようになった。

 

 

また、参加したセミナーや勉強会などで配布された資料などのうち、品質が良かったもの、刺激を受けたものなどを保存しておくことで、次に自分が資料を作成する際に参考にすることもできるようになる。

これらの断片的な情報をアナログで管理するのは現実的ではない。場所を取りすぎるし検索ができないと目当ての情報を再利用することも容易ではない。

だが、デジタルであり、クラウドであり、しかも毎月容量が更新されていくというEvernoteの特性を活用すると、それらの断片的なアイデアをどんどん時系列に積み重ね、「地層」のようにして保存しておくことが可能なのだ。

 

 

この「アイデア地層」は必要に応じて後日検索で呼び出すことができる。

検索する明確なキーワードが思い付かなくても、一覧表示で眺めることもできる。

僕らは自分の過去の思考の断片を失うという宿命から脱したのだ。

この事実は、「静かなる革命」とも言いえる、大きな変化だ。

 

 

写真を撮ることで、過去に行った場所や会った人の顔の記憶を失わなくなった。

録音することで、過去の音楽や人の声、話しの内容を呼び起こすことができるようになった。

活字にして印刷することで、人が書いた文章を何度でも後から読み返すことができるようになった。

それと同じように、僕らはいま、過去の自分の記憶の断片を保存して後から読み出す手段を得たのだ。

この強力な武器は、僕らの発想術を強く支援してくれることだろう。

 

 

 

まとめ

 

 

アイデアを考えるのはあくまでも人間であり、ノートもiPhoneもEvernoteも、あくまでもツールにすぎない。

だが、「ただの道具」と呼ぶには、それらのツールはあまりにも進化しており、適切なツールの助けを得られるかどうかで、アウトプットの品質に影響が出てくる可能性も出てきたように思う。

 

 

どんなツールでもそうだが、普及した当初はツール自体を称賛する人々が現れ、まるでそのツールさえあれば何でもできるかのような錯覚を人々に与えてしまうものだ。

かつて1990年代後半にインターネットが普及した時期に起こった「ドットコム・バブル」などもその典型だ。

熱狂的なブームが過ぎて、人々の興味が冷めた頃に、実はツールは成熟し普及し、我々にとって、なくてはならない「インフラ」になる。

 

 

本書はまさに、EvernoteやiPhone、iPadが一時の熱狂的ブームの時を経て人々に普及したことの証しとも言えるだろう。

「iPhoneだから最高だ」「Evernoteで何でもやろう」「iPadで世界が変わる」

そう言った時期を経て、我々はいま、インフラとしてのツールを手に入れた。なくてはならないもの。使って当たり前のもの。日々自分に絶対必要なもの。それがインフラだ。

 

 

「何と豊潤な時代に僕らは生きているのだろう」

この本を読み終えて最初に出てきた言葉だ。

アナログとデジタルの高度な融合により、豊潤な果実の収穫を実現して欲しい。

素晴らしい本だ。

おすすめ!

 

 

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作家、プロフェッショナル・ブロガー、人材開発トレーナー、イベントプロデューサー、セミナー講師、情報発信コンサルタント、心理カウンセラーなど、複数の肩書きを持ち、多面的に活動するノマドワーカー。 著書に「ノマドワーカーという生き方」「サラリーマンだけが知らない 好きなことだけして食っていくための29の方法」「クラウド版デッドライン仕事術」などがある。 1969年7月5日生まれ、東京都港区出身。酉年蟹座A型左利き。

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