経営・企業文化書評

個人事業主のための会社のつくり方がよくわかる本 by 原尚美 〜 個人事業主かそれとも会社か?? [書評]

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ブックレビュー2010年の64冊目は、原尚美氏著、「個人事業主のための会社のつくり方がよくわかる本」を読了。

この手の実用書を読むのは初めてで、「会社」「作り方」のようなキーワードを幾つかアマゾンに放り込んで、一番人気があった本書を購入。まったく便利な世の中だ。

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個人事業主のための会社のつくり方がよくわかる本 by 原尚美 〜 個人事業主かそれとも会社か?? [書評]

タイトルの通り、本書は個人事業主が会社を設立するというケースに特化した本である。

つまり、会社を大きくするつもりがない人向けということになる。

あとは、今後独立するにあたって、個人事業主としてスタートするのか、当初から会社を設立するか迷っている人にとっても役立つ情報が多いだろう。

著者が税理士ということもあって、本書では、全体の半分以上のページ数を割いて、会社にした場合と個人事業主でいく場合の支払う税金の違いを説明している。

これはもちろん会社設立にとっては大切なことだとは認識するのだが、延々と続く税金の話の部分は細かく専門的で、あまり面白いとは思えない。

また、会社設立までの流れについても、最後の方でごく簡単かつ事務的にまとめられている感じで物足りない部分があったことは否めない。

恐らく本書はタイトルと内容が一致していないのだろう。

著者は税金のプロで、税金について詳細に説明をし、読者を導こうとしているのだから、タイトルに「税金」や「税制」などというキーワードを放り込んでもらえれば、このようなミスマッチは防ぐことができたのではないだろうか。

ただ、そのようなミスマッチがあったにもかかわらず、本書はとても良い本だし、今後何度もひも解くことになる本なのだと確信もしている。

恐らく僕自身が、まだこの本のレベルについていけていないだけなのだ。会社を経営するというのは、きっとそういうことなのだ。

個人事業主のための会社のつくり方がよくわかる本 のチェックはこちらからどうぞ!!

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