生き方・ライフスタイル書評

パートナーとともに歩むあなたに贈る10の大切な言葉

生き方・ライフスタイル書評
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3. 価値観の違いが結婚の高いハードルになるなんてウソ

価値観の違いなんか結婚の障害にはならない。

吉越さんは断言している。

フランス人と日本人、カトリックと仏教徒。

そのような違いの中でも、吉越さん夫妻はそれを障害だと考えたことはなかったという。

価値観はもともと違って当たり前なのだ。

生まれた場所も育った環境も周囲の友達も違う。

そんな二人が一つ屋根の下で暮らすのだから、価値観は一つ一つ違って当然だ。

そこで大切なのは、お互いの違いを許容するキャパシティーだ。

相手が大切にしていることやこだわりを、無理に自分に合わせようとすると衝突が生まれる。

違っていて当たり前、そして相手を理解し受容する。

それが大切だ。

4. 結婚というカタチをとるのは自然の流れ

結婚しないカップル、いわゆる事実婚カップルは日本にも増えているが、欧米には圧倒的に多い。

だが、吉越さん夫妻は事実婚に対しては賛成ではないという。

結婚したことがある人は分かると思うが、結婚に伴う手続きには色々な面倒がある。

さらに、離婚したことがある人は分かると思うが(笑)、離婚に関しては、結婚よりもずっとずっとハードで面倒な物事が山のように存在する。

事実婚は、結婚に関する面倒ごとを回避できるというメリットがあるのはもちろんだ。

だが、ひょっとすると将来自分たちが別れるかもしれないので、その時の面倒ごとをあらかじめ回避しようという想定が働いているのではないか。

吉越さんは書いている。

「一緒に暮らす自由があれば、別れる自由もあっていい。しかし、あらかじめ別れることを想定した「自由」とはいったい何なのか。その自由とは、たんに面倒くささからの解放、そんなことでしかないように思います」

結婚に伴い発生する責任も、共に歩む人生の一部と考えれば、事実婚ではなく結婚なのではないか。

吉越さんはそのように語っている。

5. 休日は休むためではなく、遊ぶために使う

欧米人は休日は「遊ぶ日」と定義していて、積極的に夫婦揃って出かけていく。

ところが日本人男性は、平日に残業が多く疲れてしまっているため、土日は休息日にしてしまいがちだ。

この習慣が長くついてしまうと、「無趣味な会社人間」という男性が出来上がる。

そんな男性が定年退職を迎えると悲惨だ。

趣味がなく友達もいない。仕事がないので一日家に篭ってボンヤリしている。

そんな夫を妻は「濡れ落ち葉」などと表現し、鬱陶しがるようになる。

共に出かける習慣も一緒に楽しむ趣味もないのだから無理もない。

そのようなことにならないように、若いうちから休日には夫婦二人が一緒に楽しむ習慣をつけよう。

 

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