書評

普通のサラリーマン脱出のための最初の一歩 読書メモ「成果を生む人が実行している朝9時前のルール」 by 美崎栄一郎

書評
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朝の時間を有効に活用することは大切だ。皆が言っていることだ。

分かっちゃいてもなかなかできないのが朝型生活。

僕も今こそ朝型人間の典型みたいになっているが、10年前は毎晩眠るのは午前2時ごろで、朝はギリギリに飛び起きて会社に行っていた。

 

 

夜は遅くまで残業してくたびれて、週末は疲れた体を癒すためゴロ寝と昼酒。

そんな生活からは、なかなか新しいものを生み出すエネルギーが生まれない。

 

 

僕自身を振り返っても、朝時間の活用は、普通のサラリーマンとして会社に埋もれた人生から脱却するためにとても大事なことだと思う。

いや、むしろ、朝時間の活用こそが、普通のサラリーマン脱出のカギといっても大げさではない。

 

 

分かっちゃいても、何事も最初の一歩を踏み出すのが一番大変なのだ。だからこそ、このような本があると凄く助けになる。

最近僕が一番好きな作家さんの一人、美崎栄一郎氏の「成果を生む人が実行している朝9時前のルール」という本。

 

 

成果を生む人が実行している朝9時前のルール美崎 栄一郎 大和書房 2010-05-22
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朝の時間を有効に使えている人から見れば「当たり前」のことでも、忙しくて夜遅くまで仕事をしている人にとっては新鮮なことがたくさん書いてある。

とにかく冒頭がいい。この一言こそが真骨頂だ。

 

会社に人生を捧げない生き方を目指す

 

自分のために朝の時間を使う。夜は残業や飲み会などでうまく自分時間を捻出するのが難しい。だからこそ朝に自分の時間を確保する。

自分の時間を確保して、会社にせっかくの一度きりの人生を捧げてしまうことがないような生き方ができる自分になるための、最初の一歩を踏み出すための活動をする。

ここからスタートだ。

 

 

本書では朝時間をキーワードに、情報収集やパーソナルブランディング、人脈形成など、さまざまな切り口で僕らのファーストステップをサポートしてくれる。

なかでも僕が個人的にあまり活用できていないと思い、今後何かやろうかと考えさせられたのが「朝食会」だ。

 

 

美崎氏は「築地朝食会」という会を長く開催している。

会の存在は知っているが僕は参加したことがない。

というか、「朝食会」という名のつくイベントに今まで参加したことがないのだ。

 

 

僕自身がお酒が好きということもあって、「交流」というと「夜」というイメージが染みついていた。

また、朝の時間は「一人で使うもの」という固定観念もあった。

 

 

確かに夜にお酒を飲みつつ友達と過ごす時間は楽しいし貴重だが、美崎氏が書いている朝食会のメリットも大きい。

まず時間がエンドレスにならないこと。これは重要。飲み会はアルコールで自制心が薄れてついつい長居をしてしまう。

その点朝食会はその後みな仕事に行くため時間に制約があり、スケジュールが組みやすい。

 

 

また、お財布にも優しいというのが朝食会の特徴だ。

夜にお酒を飲みつつお寿司を食べればそれなりの金額を覚悟する必要がある。

だが、朝から開いている築地市場で朝食にお寿司を食べるなら、夜の値段の1/4くらいで済んでしまう。このメリットも大きい。

もちろんさまざまなバックグラウンドを持つ方々と知り合える、異なるクラスタの方にお会いできることも嬉しい。

 

 

というわけで、いずれは自分で朝食会を主宰したいと思ったわけだが、いきなり主宰はハードルが高いので、まずは有名どころの朝食会に幾つか参加させてもらい、イメージを掴んだらいいかな、と思った次第。

朝時間の有効活用は人生を変えるパワーがある。僕は本気でそう信じている。

 

 

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