書評

読めば続くんです! 書評「いつも三日坊主のあなたが続ける人になる50の方法」 by 佐々木正悟

書評
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英会話。ダイエット。ランニング。早寝早起き。読書。良い習慣ほど身につかないものだ。

僕自身一昨年9月1日から一日も休まずランニングを続けている。

習慣化については僕もいつか本を書きたいと思っているのだが、大御所佐々木氏に先を越されてしまった。

続けられないのにはわけがある。そしてつづけられるのにもわけがある。

本書「いつも三日坊主のあなたが続ける人になる50の方法」は、なかなか続ける習慣を身に付けられないあなたに送る50のメッセージ集だ。

著者の佐々木正悟さんよりご献本いただきました。本当にありがとうございます。

 

 

いつも三日坊主のあなたが続ける人になる50の方法 

佐々木 正悟 中経出版 2011-04-08
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by ヨメレバ

 

 

決めるのは心だが実行するのは身体だという事実

 

 

ランニングでも英会話でも、「やりたい」「やろう」と決める段階では、まだ身体は使っていないものだ。

だが、実際に走るのは自分の身体であり、英会話で喋るのは自分の口であり、教室まで歩いていくのは自分の脚である。

心が決めても身体がついてこないためにイヤになるのだ。

それは何故か、決める時には物事の良い面ばかりを見てしまうからだ。

ランニングをしようと決める人のうち、走ること自体が最初から楽しくて仕方がない人は少数派ではないかと思う。

多くの人は、「痩せるため」とか「体力をつけるため」など、達成する目的があって、その手段としてランニングを選ぶ。

そしてその時点では、痩せた自分や体力がついた自分の姿だけを見て、「よし、走ろう」ということになる。

だが実際に走ってみると、予想以上の辛さや面倒臭さに圧倒され、止めてしまう。

心は勝手に振る舞うが、やらされる身体は堪ったものではない。

 

 

難しいこと、つまらないことはしたくない

 

 

そんな僕らに大きなヒントを与えてくれるのが本書だ。

心理学ジャーナリストの佐々木氏だけに、心の問題は得意中の得意だ。

続かない僕たちがどうやったら続けることができるのか。

思わず「そうなんだよ!」と膝を打つノウハウがギッシリだ。

50の方法のうち、僕が特に気に入ったものを幾つかを紹介しよう

 

  • 「続けたいこと」はなるべく分解する

     

  • 「快感」とセットにする

     

  • 仕組み作りを一気に済ませ、後は考えずに動く

     

  • 週の始めを充実させる

     

  • 「聴衆」を味方にする

     

「「続けたいこと」はなるべく分解する」の中で佐々木氏は、「早起きしてジョギングするぞ」という目標を分解せよ、と説いている。

ただでさえ難易度が高い「早起き」と「ジョギング」をセットにしてしまっては、初日から朝寝坊して挫折ということになりかねないのだ。

この場合、ジョギングの目的が「痩せる」だったり「健康に」だったら、早起きは一旦置いておいて、「ジョギング」するだけに目標を分解するのだ。

そうすれば、ジョギングは朝でなくても夜でも休日の昼でも良いことになり、ハードルが低くなるのだ。

 

 

結局人間は感情の動物なのだ

 

 

人間は感情の動物なのだ。

感情の動物は、イヤなことはしたくないのだ。

どんなに自分のためになると分かっていても、辛いことはしたくない。

5年後に自分の得になると分かっていても、それよりは30分後の自分の「美味しい」や「楽」を優先したい。そんなものだ。

だからこそ、「快感とセットにする」や「聴衆を味方につける」などの、実行すべきタスクの辛さや面倒くささを相殺してくれる方法は魅力的だ。

自分へのご褒美を用意したり、頑張っている姿をブログに書いたり家族を巻き込んだりといった工夫が生きてくる。

そして成果はゆっくりとしか現われない。

焦らずに黙々と続けること。続けること自体に陶酔する部分も必要だ。

 

 

まとめ

 

 

続ける人になりたい。

そう願う人は僕を含め多いだろう。

僕もランニングやブログを続けられるようにはなったが、その裏では数多くの挫折した「続けたいこと」がある。

限られた自分の人生をより有意義に生きるために、多くのことを求めてしまう。

欲張りな僕たちに「続ける」をプレゼントしてくれる。

素敵な50の法則。読んでみる価値は十分あると思う。

読んだだけではダメ。これは鉄則。読んだら実践!必ず実践!

 

 

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2011年の58冊目の書評としてお送りしました。

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